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ヤンダルゾックが本伝のメインに出てきて以来、どうも“なんでもあり”の世界になっており、ストーリー内で登場人物たちがおかれる立場やストーリーの展開が、著しくバランスを欠いている印象が強い。スピード感に欠ける展開のため最近ではメインキャラの生死も何の感慨も生まなくなっている。
本巻で見るべきものはグィンと身を持ち崩した王妃シルヴィアとの会話シーン。このところ延々と続いているパロ遠征が一段落した後の波乱を予感させる。
魔道色が強くなってくると、猥褻な場面も比例して増えてくるのが、読者としては、正視にたえないような気分になってくる。しかし、これも著者が人間の弱い部分や汚い部分を、読者にこれでもか、と見せようという意図があるのだと思いたい。
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