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恋 (新潮文庫)
 
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恋 (新潮文庫) [文庫]

小池 真理子
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (51件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第114回(平成7年度下半期) 直木賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした…。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴り、小池文学の頂点を極めた直木賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 517ページ
  • 出版社: 新潮社 (2002/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101440166
  • ISBN-13: 978-4101440163
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (51件のカスタマーレビュー)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By xyzone
形式:文庫
読みはじめた当初から、この本にはまっていく自分を感じました。
「私好みの内容だ、、、」と感じました。
お金持ちで魅力的な夫婦、美しい風景と恋愛の描写。
そして、一気に読破した後は、悲しすぎる物語に涙が止まりませんでした。
こんなに泣く本に出会ったことは、大人になってからありませんでした。
それからも読み返しては涙、いつ思い出しても涙が浮かんできます。

信太郎、雛子、布美子は、私の中で生きているようです。
布美子は確かに幼い部分があるが、私は布美子を否定することはできません。
彼女なりに悩んだ結果の出来事なのですから。宿命なのです。

鎌倉での片瀬夫婦の今について描かれているのも良かったです。
私の頭の中には、自由奔放で美しい時代の片瀬夫婦がいたので、
今はこんな風に暮らしてるのか、、、とまた涙。
ローズサロンの解説文に実は布美子への感謝が記されていたことに、また涙。

最高に悲しくもロマンチックな物語です。特に私のような乙女にオススメしたい(笑)。

このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By そま
形式:文庫
 小池真理子の小説を読み終わると、満足感とともに気持ちのよい疲れがあることに気づきます。タイムスリップなどしたこともありませんが、時空を越えて現実に戻ってきたときは、こんな感じがするのかもしれません。それほど彼女つくりだす世界には手ごたえがあり、吸引力があり、温度があるのです。
 

 主要な登場人物3人はそれぞれ、傲慢で嫌らしくずるいところがたっぷりあります。身近にいたらたまったものではないでしょう。しかし、快楽や欲求に素直な、彼らが作り出す空間には、母親の胎内にいるような安らぎがあります。世間はモラルで動きますが、やはり人は理屈抜きに自分をさらけ出せる場所がないと息が詰まるもの。ここでたっぷり癒されましょう。あたたかいベットにごろっとひっくり返してなめるように読んでほしい。感覚で味わいたい小説です。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By utopian
形式:文庫
この小説には3人の主人公がいる。
大学の英文科の助教授「片瀬信太郎」とその妻「雛子」、そして夫婦と親しくしている女子学生「矢野布美子」である。

舞台は1970年代初頭――学園紛争が終焉に向かいはじめた時期である。
布美子も時代の波と無関係ではいられず、全共闘の活動家である恋人とアパートで暮らしたりする。

しかし、片瀬夫妻との出会いが彼女の生活を一変させた。
それは3人を取り巻く激しい時代をも意識の外側に追いやってしまうほどの、個人的で甘く濃密な世界のはじまりだった。

前半の山場は3人が軽井沢の別荘で過ごした2週間の夏の情景に集約される。

ふりそそぐ陽光、その下で同等に生きる植物、野鳥、昆虫、人間たち・・・。森の中でブルーベリーを摘み、ベランダで昼間からビールを飲み、食べては喋り、喋っては笑う。夜はワイン、読書、音楽、抱擁、接吻・・・。セックスに至るまでのなにげない会話、取り交わされる視線、さりげない触れ合い、そんなものがくり返しくり返しふわりと美しい筆致で描かれている。
まるで英国映画のワンシーンを見ているような軽井沢の美しい風景は、これが永遠に続くはずはないと読者に思わせるにはじゅうぶんで、読んでいくうちにかえって不吉な予感に胸がしめつけられてくるような気がする。

そして現実に、早すぎる崩壊がやってくる。

出会いの不思議さ、人間関係の玄妙さ、運命の暗い存在感、そんなものがこの小説の根底にあるように思う。

「自分はそのためにこそ、生まれてきた・・・」という布美子の独白。
他人からどう見られようと、死ぬまでに「それ」を見つけられた人は幸せである。

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投稿日: 10か月前 投稿者: 泡沫の恋
ぐっと来る感じ
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投稿日: 15か月前 投稿者: §oo
正直言ってもっとドロドロとした恋愛関係を想像していましたが、相関関係としてはいたって分かりやすく、純愛に近い恋愛を描いています。通常の恋愛と違い、個人を人間として... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 平和
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珠玉の恋愛小説
実は日本の女性の恋愛小説は苦手なのですが、これは面白かったです。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: こん太
★五つが最高評価であることが狂おしく思える
あらすじは省略するとして。

矢野は片瀬夫妻に出会わなければ罪を犯すことはなく、平々凡々な女としての一生を終えたのだろう―――... 続きを読む
投稿日: 2009/9/8 投稿者: とりあえず・まなほ
これほど人の感情を色濃く描く作品はない!
これほど人の感情を色濃く描く作品はない!
そう断言したい・・・
それほど、主人公の女性の内面をえぐりだします。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/16 投稿者: 山本商店
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