表紙のイラストの雰囲気で想像できるそのものといった感じのストーリーで、年齢の離れた2人のピュアな恋がよかったです。エロさもあるのに、どこか青臭くもあり、清々しさもあり、でもぐっちゃりしてたりもする。時代設定が、戦後まもなくという、少しノスタルジックで、しかも攻が外人貴族というのもピュアさに加担しているのかもしれません。
妹2人を養わなくてはならない陽介は、街で元貴族の軍人に誘われて、英国貴族で軍人として日本に来たフランシスの家で家事手伝いとして働くことになる。失敗しながらも働く陽介に、フランシスは一言言いながらも根気強く接してくれる。だが、ある時、陽介は自分がフランシスの死んだ恋人に似ていて、だから自分が雇われたのだと気づく。次第にフランシスを好きになっていた陽介は、身代わりでもいいからとフランシスに抱かれようとする……という、少し都合よい設定ではあるのですが……
フランシスが大人で、陽介をベッドで甘やかしてくれたり、小さい陽介とのはっきりとした体格差、身分の違いなど、王道な部分がベタだけどよかったです。スカートのメイド服も理由があって着ることになるのですが、スカート状態からのエロが倒錯がかっていて、これも読み楽しめました。
少し気持ちの吐露がくどい部分もありましたが、総じて雰囲気があってよかったです。