水野忠邦の政局下のでお江戸。4代続いた錺職椋屋。4代目宇一の亡き後の物語。5代目頭を誰にするのかのをもとに話は、進んで行きます。椋屋の次女お凛の恋の行方は…?
☆取り分け華があるという話しではない。むしろ物語は、当時の江戸の生活を取り留めもなく進んで行く感じがしてそれがとてもこのお話に合っていた。
錺職という仕事は、初めて耳にする言葉で興味深かった。
ただ真っ直ぐに自分の技を磨く時蔵。そして女錺師として陰ながら進んで行くお凛は、職人という面で追い求めるものがとても似ていてお似合いだった。そして、自分の気持ちをうまく相手に伝えられない2人に時としてじれったさを覚えずいはいられなかった。
2人が向かい合って気持ちを通わせたのは、ほんの一刻であったが…。時蔵の生き方は、その後もお凛に強く伝わっていて切なかった…。