※講談社文庫版のカバー紹介文の転載です。
――高群逸枝という存在は、この世の成り立ちを、生命系の秘奥からのぞき込んでいるまなざしだったと思うのです。……いのちの糸が発するこまやかな光。そのような糸で織りなされてゆく一番内側の、最初の薄い柔らかな透明な繭。そのように宇宙の薄闇の間にかかっている一箇の繭を(恋愛論から)イメージします――石牟礼道子〈解説〉より。
本書は生涯を通じ可憐な恋愛者だった彼女の内質の部分を示すものである。
※講談社文庫版の目次を転載します。
著者のことば
第一章 恋愛の起源
第ニ章 恋愛と生殖―その目的
第三章 両性―その使命
第四章 貞操とその死
第五章 ヨーロッパにおいて―男性の寂寥
第六章 婦人の世紀
第七章 近代思想芸術と恋愛観
第八章 近代娼婦主義
第九章 社会革命思想
第十章 結び―貞操の復活
解説 石牟礼道子
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