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恋愛論 (ソフトバンク文庫)
 
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恋愛論 (ソフトバンク文庫) [文庫]

橋本 治
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

胸に突き刺さる、20世紀の名著が復活!
恋愛は一般論では語れない。それは、恋愛というものが非常に個人的なことだから――。本書では、著者自身の初恋の体験をつまびらかにしつつ、読み手の心に響く「恋愛論」を展開。恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。幻のマンガも収録!

内容(「BOOK」データベースより)

胸に突き刺さる20世紀の名誉が復活!愛というものは一般論で語れるが、恋愛は一般論では語れない。それは、恋愛というものが非常に個人的なことだから―。本書では、著者自身の初恋の体験をつまびらかにしつつ、読み手の心に響く「恋愛論」を展開。恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。幻のマンガ『意味と無意味の大戦争』も収録。

登録情報

  • 文庫: 256ページ
  • 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2006/12/15)
  • ISBN-10: 479733763X
  • ISBN-13: 978-4797337631
  • 発売日: 2006/12/15
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
恋愛につき、橋本治個人の経験に即して徹底的に考え抜いた哲学書です。この作者のスタイルに慣れてから読まないと、扱っている内容が深淵であるだけに辛いかもしれません。まず「上司は・・」「わからないという方法」「これも男の生きる道」等、「ビジネス書」「哲学書」というコピーが帯に書いてある本を読まれてからの方がいいでしょう。

橋本治を変人だしホモセクシャルだろうから自分とは関係ない、と思う人はこの本を読んでもしょうがないです。著者自身がこの本の中で言っているように、セックスの全く出てこない恋愛論です。セックスと切り離して恋愛の本質を考えた時に初めて見えてくるものがある。そしてその時の恋愛の対象は異性とは限らないことも著者が自分自身の経験、考えをつぶさに語るのに耳を傾けるうちに自然と納得されてしまう。変人だと言われるような時期を過ごし、徹底的に自分と向き合い、特定の主義・思想に頼らずに自分の頭と身体で考え抜いてきた著者だからこそ見えたものを凡人たる僕らに教えてくれる。
「自分をとりまく闇に気づいた時、恋愛が生まれる」「自分と似ている部分、違う部分の両方がないと恋愛は成立しない」「恋愛のなかで男は天使になる」等々重みのある言葉もちりばめられています。そして、こうしたカッコはいいがすぐには魂に響かない言葉を読者(講演録なので元は聴衆)に納得させるための方法論として、個人的である他ない自身の初恋をつぶさに語ることにしたのでしょう。その方法論の正しさも含めて私はやはりこの著者の考え抜き、それを語る力に大いなる敬意を抱きます。

とりあえず橋本治という人に偏見を持たずに素直に読み進められる人には恋愛をめぐり考えるよすがを得られますのでお勧めします。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
今から十年以上前、浪人していた時に読んだ。

ごちゃごちゃ書いてあるが、簡単に言うと恋愛は、
A「好きになったら負け」、
B「好きにさせたら勝ち」、
C「好きになられたら身の不幸」、
なのだそうです。
(他に書いてあったことは、正直よく分からなかった。)

当時は、「そういえばそうだなぁ…」くらいに思ったのですが、今となっては「全くその通りだね」といった感じです。
Bはあまりないけど、Aは死にたいほど、Cは少しは経験してきたから。

けど、問題のなのはその「恋愛論」がどれだけ真実に近いかではなく、信憑性の高い一般論が、次にくるであろう個個の事象に対してたいした効力がないことです。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:文庫
私事ながら、最初に書かせてもらう。
私は今現在22才(来月23才)でありながら、女性と一度もお付き合いしたことがない。性風俗産業も利用したことがないから、要するに童貞ということになるが、そういうのはどうでもよくて、私自身はやはり、「女性と一度もお付き合いしたことがない」ということ、つまり両想いの恋愛をしたことがないということが、ものすごくつらいのである。後輩に指摘されて初めて気がついたことだが、私は22年間恋愛どころか、付き合っていないにしろ、女性と二人っきりで楽しいひとときを過ごしたことが一度たりともないのだ。22才と聞いて中年童貞の方々には、「何をそれしきで!」と鼻で笑われるかもしれないが、つらいという人の内面で起きる感情は他人と計れる類のものではないし、彼らがもしつらい思いを抱えているのであれば、私もそれと同じぐらい、全身全霊でつらいのである。

先日私は数年間ずっと片思いをしていた女性に告白してフラれたのだが、ここまでダメだと私は私の好きになった人とはセックスやキスはおろか、手をつないで歩くことさえ死ぬまで許されないのではないか、という不安と絶望に駆られてくる。

「なんで僕は恋愛できないんですか?僕には恋愛が許されないんですか?」 
それに橋本治は本書『恋愛論』で、こう答えてくれる。

「はっきり言って、恋愛相手に出会えない人っていうのは、別に今恋愛なんかしなくたっていい人なんだもの。恋愛する理由も必要ないから、その人の前には”恋愛相手”なんていうものが出て来ないっていう、それだけなんだよね。」(19p)

では私が「今恋愛をしなくたっていい」というのはどういうことなのだろうか。私自身はめちゃめちゃしたいのに。

「恋愛というものは、『なんでも一人でやれる』という人間と対立して、その修正を迫るようなものだから、『自立』というような近代的な考えと衝突する運命にある」(252p)

「なんでも一人でやれる」とは、つまり自立した人間、そして「強い人間」のことである。私はフラれた直後は死ぬほどつらくて、ご飯がのどを通らなかったこともあるが、それでも「生きている」。それは私が精神的に強いということではないか。ある友人は、恋人との関係を「依存のし合い」と表現した。それは裏を返せば、弱い者同士が寄り添っているということである。私は彼らを軽蔑はしない。しかし、彼らよりも私が強いことは確かなのである。強いが故にフラれた、いや、強いが故に、私は本当は相手の女性を必要としていなかったのではないか?今はそういうように思おうとしている。

井上雄彦の人気マンガ『リアル』にこんなセリフがある。
「あのマジックジョンソンがHIV感染を発表したとき俺は 『なんであのマジックが』と思った
 あれ以来よく考えるんだ 
 神様か仏様か何かそれっぽいのがいるとして
 その神様は『この人間だったら乗り越えられる』 
 そう判断してマジックを選んだんじゃないかって 」

試練は、その試練を克服できる者にこそ降りかかる。結局はそういうことなのではないだろうか。
とりあえず言えるのは、橋本先生ありがとう、ということである。
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投稿日: 2003/11/3
恋愛論もよいです
装丁から何からかにまで
橋本治の自演自作の本です。
恋愛論のほかにもいくつかの短文が収められていますが,... 続きを読む
投稿日: 2003/5/15 投稿者: kokodokodoko!
今まで読んだ中で一番すごい!
もし「これからたった一冊の本しか読んじゃいけません」ってことになったら、わたしはこの本を選びます。
投稿日: 2001/11/2 投稿者: あづみ
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