霊を祓うことも成仏させることも出来ないけど、ただひたすらに自分自身に憑かせ続けることが出来るサヨコさん。
その特異な体質ゆえに、人とまともに接することができないまま生きてきた彼女が主人公です。
こんなネタであまり暗い話を展開されるとそれを読む側は堪ったものじゃないわけですが、幸いにして本作品はあくまで「恋愛怪談」。
ちょっとズレた方向でとても優しく、とても前向きで、とても一途なサヨコさんが、とても可愛らしくて面白い。
ヒロインの描き方同様に、演出やストーリー全体としても、可笑しさと優しさをきちんと両立させる構成になっていますので、幅広い層に読者を期待出来そうです。
間違いなく優良作品に類されるべき作品と言えるでしょう。
ただ、サヨコさんのお人形遊びは怖すぎですね(笑)