心理学での、「恋愛」に関する心理傾向・実験例を網羅した内容。同じ図解雑学シリーズで、同じ著者の「人間関係の心理学」とけっこうかぶっている部分があって、内容的にはそっちとかわりない。
ただ、「人間関係の心理学」の方は心理学の入門書にありがちな「人間にはこんな心理があるよ。」といった実験例の羅列ばかりで、「何でそんな心理傾向を人間が持っているの?」「どういう仮説からそんな実験を考えついたの?」という説明がなく不満なところがあった。でもこの「恋愛心理学」では、後半で配偶者選択に関して進化心理学的な根拠に基づくトピックもあって、そういった部分は楽しめた。
とりあえず心理学に興味があって、広くかつ浅く知識を得たいという人にはよいかも。これを読んだ後で更に興味が深まれば、進化心理学系の専門書へ挑戦するのもいいかも。進化心理学における配偶者選択は、もっとシビアで奥深いです。
図解雑学は学問へのイントロダクションには丁度よいです。