旅行中や散歩中、他の人の連れている犬についつい目が行ってしまう・・・そんな無類の犬好きなら絶対に読んで損は無い優れたエッセイ集。
舞台がたまたまイギリスだっただけで、「イギリスに比べ日本はこんなに遅れている!」と卑下する本でもなければ、「イギリスはこんなに充実している」という情報ばかりを掲載した本ではない。犬がきっかけで出会った人たちをあくまで犬と同じ目線で見つめる・・・そんな一冊。結局、イギリスを題材にした本ではなくて犬好きを題材にした本なのだ。
もちろん、犬大国である英国の生活が行間からにじみ出るのが面白い、また著者の知識が豊富なので読んでいて勉強になる点も多い、まるで冗談のような気軽さで核心をついてくる(個人的にはワーキングクラスの人々は犬に犬らしい名前をつけるというのにとても納得!)
ドッグレースやドッグショー、シェルターをはじめホームレスやゲイのカップルと暮らす犬・・・などなど、様々なシュチュエーションの愛すべき101匹の犬たちとの交友録、親切に全ての犬の写真が掲載されているのでイメージが湧きやすく、ますます親近感を覚える。
次は恋愛よりお金より犬が大事なアメリカ人や、恋愛よりお金より犬が大事な日本人などの続編を期待!
犬に会いたくなったら何度も読み直したい、魅力的な一冊だった。