初期のルイ・マルは冴えていて「エレベータ」「鬼火」とこの「恋人たち」はベスト3である。いわゆるヌーベル・バーグではないが映像のシャープさと音楽の使い方はセンスがよい。ルイ・マルはブルジョアのお坊ちゃんで「沈黙の世界」というドキュメンタリーで名前を知られた。小学校のとき先生に引率されて見た。自殺したクストーの海洋ものだったかな?元はドキュメンタリー出身。ジャンヌ・モローとは相性がよくアンリ・ドカエのカメラがシャープに捉えるモローの内面的な美しさは喩えようがない。いつも不安で疲れたような表情。モノクロ意外に表現しようがない。モローは歌も上手くCD持ってる。さて「不倫」だが経験がない。「浮気」とかも。はっきりいって美人の奥さんや恋人がいて別の女と関係を持つ神経が解からない。そんなら離婚すればいいのに。よく「遊び」だというが。奥さんに殺されても文句はいえない。恋人のMさんは異常に嫉妬深いと悩まされたが月に1度のあれだった。いま考えてみれば。サドなんて書いてごめんなさい。でも私を苛めるのは嫌いではなかった。私も嘘泣きしたりして不快ではない。恋人たちの心理的駆け引きは単純ではない。問題はAさん。同志だから「愛情」で結ばれているわけではない。私、好きだったんだろうか?「私の気持ち、私も知らない」(南沙織ちゃんの歌)うーん あの「天使」のような寝顔を見たらおでこに軽くキスしたかったのはほんとうだ。する度胸はなかった。「舞妓」さんにもプロポーズする勇気はなかった。肝心なときはいつも引いてしまった。恋人たちになれたかも。確率は50%かな。Aさんは10%かな。