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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
仏蘭西映画のような美しさ,
By カリプソ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 恋人たちの森 (新潮文庫) (文庫)
4編中3編が同性愛ものですが、別に「ゲイ」という部分に重きはなく、とんでもなく綺麗で贅沢で現実離れした、惑溺しそうな恋愛小説集です。 森茉莉の耽美ものは、好き嫌いが激しく別れるかもしれません。 句読点の打ち方や漢字の使い方が独特で、そこも好みの別れるところでしょうが ちょっと真似したくなるような魅力があります。字面の美しさはこの作者ならではです。 また、この人は自他共に認めるすごい食いしん坊だったらしく、食べ物の描写が 上手でそこも魅力です。美男の主人公がレストランで恋人の美少年のためにあつらえたメニューが 「鶏の清肉汁(コンソメ)と冷肉(コオルドビーフ)にちさのサラドゥ、 乾葡萄入りの温かいプディングに、果物と珈琲」・・・何でもないようで、すごく美味しそうでしょう?
18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
旧かな遣いで読むべきです。,
By 針男 (大阪市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 恋人たちの森 (新潮文庫) (文庫)
思春期に読んだならいざ知らず、エエ年こいての初読は、かなり辛いものがありました。子供に、騎士と書いて「ナイト」と読ませるヘンな名づけする人には違和感無いのかもしれませんが、「それでパウロと読ませるか〜」みたいなルビのオンパレード、西洋への憧れが、痛かった。けれど、ボーイズ系嫌いの私でも読み進むことのできる、不思議な力がある。 考えてみたら、作者を「マリイ」などと呼んで西洋かぶれにしたのは、鴎外その人。森茉莉はそんな父親に育てられたので、こういう世界が自然だったのでしょうね。 後日、初版を手に入れて再読してみると、「いたたたたた」に映った世界があら不思議、重厚な耽美世界に変化していました。思想性も物語性もくそくらえな徹底的趣味耽溺。東京なのに、おパリなたたずまいの街。どなたかも書いておられましたが、とりわけ、食べ物へのこだわりは相当なもの。かなり不思議な世界です。 個人的には、森の好む(?)美少年の描写が、カマっぽいのが好みに合いませんでしたが、エロティシズムとは程遠い、昨今の身も蓋もないエロ描写と一線を画しているのは事実です。 乳首の周囲を「乳暈」と呼ぶのは医学書からの直訳で、比較的新しい「日本語」だったそうです。本作品もこの単語が使われています。医者を父に持つハイカラな森茉莉らしいような。どうでもいい話ですが。 三島などもそうですが、現代仮名遣いはフラットで趣に乏しい。できれば旧かな遣いのものをおすすめしたいので星は3つです。
14 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
美しい表現,
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レビュー対象商品: 恋人たちの森 (新潮文庫) (文庫)
森茉莉自身の美に対する感性に、とにかく感心してしまいます。そして、なんといっても魅力的なのは登場人物です。 独特な雰囲気を是非味わってください。
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