とにかく脚本が洒落ていて秀逸。メグ・ライアンのコメディエンヌとしての魅力を最大限に生かした彼女の代表作。
サリー(M・ライアン)とハリー(ビリー・クリスタル)との出会いは最悪。二人にはそれぞれ恋人がいて、その恋人の友人だからということで、大学卒業と同時にNYまで、車に二人で同乗するはめになる。面白い設定。二人は道すがら、あらゆる議論をかわす。それがまったくかみ合わない。最悪の思い出になる。
そんな二人が11年間の間に、就職、恋人とのデート中など、あらゆるシーンで、出会いと別れを繰り返す。やがて、恋の悩みを打ち明ける友人関係になっていく・・。
NYに向かう途中のレストランでの二人の会話は名場面、メグの「不感症を否定する」演技が爆笑物。このシークエンスは忘れられない。
二人が暮らすNYの秋の情景が圧倒的に美しい。紅葉した美しいセントラルパークの場面は記憶に残る。メトロポリタン美術館での二人の会話も最高におかしい。
狂言回し的に出演するキャリー・フィッシャーも笑える設定。
B・クリスタルは、エキセントリックなサリー役のメグを引き立たせるかのように、淡々とした絶妙な受け身の立ち位置の演技。全編、メグが非常にキュートな作品。
公開時から何度も繰り返し見てきたが、ラブコメディーとしても名作の一つだと思う。