本作の共演がもとで、イブ・モンタン(「恐怖の報酬」など)とM・モンローはW不倫になった。
私には、ゴシップまみれで夫婦の危機を招いたという印象が強い映画。
イブ・モンタンの妻は、フランスの大女優S・シニョレ。モンローの夫はA・ミラー(後に離婚)だった。
特にS・シニョレは、夫モンタンとモンローの仲を気に病んで・・・というエピソードが残っている。
本作のストーリーは、大富豪の男クレマン(イブ・モンタン)が、ダンサーのアマンダ(M・モンロー)に一目ぼれした事から起こるラブ・コメディー。
ストーリーは大したことなくて、せいぜい★2、モンローが歌って踊るシーンは一見の価値ありで加点して★3。
一番好きなナンバーは、C・ポーターの「私の心はパパのもの」で目が釘付け。
このシーンのモンローのお色気は、「ただものではない」ほど爆裂。
レオタード姿は悩ましすぎて、直視できないほど。
モンローに見とれるモンタンの表情は、演技を超えて実感だろうなあと思った。
他にも、コメディー界の大スターやサプライズ・ゲストが出てくるところが見所。
この頃のモンローは、最晩年。
傑作「お熱いのがお好き」の頃からも、精神的に不安定だった(T・カーティスの子を妊娠、流産などT・カーティス自叙伝による)、本作の中のモンローは、さらにふわふわしすぎて、危なっかしいというか痛々しい。
本作のクレマン役の候補には、G・ペック、C・グラント、C・ヘストン達の名前が挙がっていた。
モンタンにこの役が回ってきたのは、運命のいたずら?