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気がかりでページをめくる手が離せない一冊であるが、めくるごとに江与に対しての共感を深めることが出来る。
悩みに悩みぬいて中条流の医者(堕胎医)を始めた過去が露わになってくるからだ。
結論的には主人公も堕胎に賛成してるわけではないし反対してるわけでもない。
でも掲載雑誌が女性誌だった点をも考慮に入れると、現代に相通じる問!題を通して現代の自由さを認識させつつも命の大切さを投げかけているのだと思う。
女性の苦しみと幸せは表裏一体だということを強く感じずにいられない。
我々現代人が忘れがちな倫理観を思い起こさせてくれる点はこの作品の価値をより高いものとしている。
堕胎の話と並行して恋愛物としても楽しめるのが凄い所であるが、恋の結末も含めて女性の読まれた意見を聞きたいと強く感じた。
果たして、清之助との運命の出会いはどうなるのでしょうか。
実らない恋ほど熱くさせてくれるから・・・
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