香水含め、香りにはもともと興味がありました。
ふらりと行ったフランスで香水への関心が急激に高まり、
何か良い本はないかと探して出会ったのがこちらの本。
香水の批評を読みたいわけではなく、
香水の種類を多く知りたいわけでもない。
読んでみて改めてわかったのは、
リアルなフランスと香水の関係をもっとじっくり知りたかったのだな、ということ。
パフューマーの著者ならではの香りに敏感なエピソードもさることながら、
フランスに暮らして、フランス人と付き合ったうえで、
フランスにおける香りとはどのようなものなのか丁寧かつ爽やかに描かれています。
フランスに溺れていないフランスに暮らす人のエッセイをはじめて読んだような気がします。
美化されすぎていない、フランスそのものをとてもわかりやすく上手に書く人だなぁと思いました。
自分の香水を探している人、ほんのりとフランス旅行の余韻に浸りたい人にお勧めの一冊です。