3曲ともアレンジがいい。トーレ・ヨハンソンプロデュースの「恋の予感から」はイントロから弦が美しい。次第にバンドサウンドが響き始め、やがて全体としての音自体がいろんなものを物語っている。レミオロメンのもつ独特の節回しをこの弦は邪魔をしていません。そんな音と誰もが経験するせつない感情をストレートに歌う歌詞があいまって秀逸。レミオロメンとサポートでキーボードに入る皆川さんのアレンジによる「オリオン」は多分古くからのファンには嬉しい、予測不可能な複雑怪奇なメロディライン。この力強く土っぽい旋律を生かす、今までのレミオロメンには無かったようなアレンジ。ギターとベースがよく聞こえます。「ビールとプリン」の若い二人がいろいろ経験してやっぱり一緒に生きているんだなと私には思えました。そしてセルフプロデュースの「ひまわり」はちょっとおどけた歌詞で、でも暖かく、野太く、のんびりとした感じの曲。音が詰まっていないので楽器のプレイが生きています。3曲とも弦が入っていますが、たとえばビートルズが弦楽器を入れるときのように、バンドはバンドらしさ、弦は弦らしさを失っていません。そしてそれに乗っかる藤巻さんの歌がいい。