着る人の恋を叶えるドレスを仕立てると評判の仕立て屋クリスと
誇り高き公爵家の御曹司シャーロックのヴィクトリアン・ロマンス。
ユベールをかばって、シャーロックと相対したクリス。
そんなクリスに憤りを感じたシャーロックが考え込んでいるうちに
クリスは親友のパメラと共に姿を消した。
今回は、行方知れずのクリスを探すシャーロックが中心のお話。
実力も自信も兼ね備えたシャーロックは、姿を消したクリスに茫然とします。
二人で話し合えばわかりあえると根底で信じているシャーロックには
クリスの気持ちはわかりません。
傷心のクリスは、でも弱い少女などではなく
ある人物にはっきりと訴えた言葉には驚きつつも、クリスらしい強さを感じました。
シャーロックとクリス、ぜんぜん違うようでいても
惹かれあう二人には、どこか似た強さがあるのかも。
今回、これまでに何度も登場したモアティエ公爵家の面々も、大きな役割を担っています。
あとがきでは「モアティエ公爵家編上の巻」と銘打たれているとおり
今回のラストも「続く」というところで終わっており、次回が気になります。