表紙右側の一之瀬がかわいいです。見た目が女の子みたいなので、
典型的な受け(すぐ泣く&すぐ赤面する&天然ボケ&根っからの受け)って感じだったら
嫌だな〜っと心配していたのですが、大丈夫でした。すぐ赤面するし、けっこう泣くし、
天然ボケだし、根っからの受けって感じでしたけどね!不思議とそれが魅力的に感じられました。
主人公は、いじめられっこタイプ。表紙左側の松原は、いじめっこタイプ。
主人公は松原のことが好きすぎて、ひどいことされても、ひどいこと言われても許してしまう。
松原は、そんな従順な一之瀬に意地悪しながら、どんどん依存していく。
二人とも家庭に問題を抱えており、松原は過去にトラウマがある。
家庭の問題や過去のトラウマのせいで、表情も言動もどこか冷めている松原なんですが、
話が進むにつれ、一之瀬に対する態度が変わっていきます。一冊まるまる表題作なので、
そういう松原の気持ちの変化をじっくり描いてくれています。
身体から始まる関係の作品は、サクッとヤッて、あっさり両想いになって、おわり。
というものにしか出会ったことがなかったので、この作品はとても気に入りました。
エッチシーン多めの話でしたけど、そこに重きが置かれている感じはなく、ストーリー重視
という印象です。重苦しい場面においても、シリアスになりすぎず、全体的にやわらかいお話でした。
絵は綺麗ではないです。雑な部分も目立ちます。ですが、登場人物の性格に惹かれていくうちに、
魅力的な絵柄に見えてきて、作画の粗さは気にならなくなりました。
とにかく、かわいいお話なので、おすすめです。