かわいらしい男の子と女の子の表紙と、レビューの内容からこの本を手にしましたが、
ほんわかした絵の感じから受ける印象とは違って、話の内容もしっかり組み立てられていて
読みごたえのある7冊でした。この作家さんの本は初めてでしたが、すごく好きになりました。
主人公の二人が傍目にはいい感じなのにお互い素直になれなくて気持ちがすれ違ってみたり、
第三者に振り回されたりと、紆余曲折いろいろありますが、だんだん二人の気持ちがはっきりと
してきてお互い素直になっていく過程は、読んでいてとても気持ちのいいものでした。
カンナのほうが一見クールでありながら気持ちは一途にマコトちゃんにむいていた気がします。
最後、空港でちょっぴり大人になったマコトの態度に気持ちを抑えられなくなってしまって、
とっさにとったカンナの行動が私にはツボでしたね。素直になれなかったクールな彼が必死に
なったんですから、みんなびっくりしますわな、そりゃあ。
あと、カンナのお父さんやケンケン、タマちゃんといった二人を見守るキャラが本当にいい味
出してました。大好きです。本人以上に二人のことをわかっていて、そっと二人をサポートしてる
友人がいるなんて本当にうらやましい。ケンケンとタマちゃんの物語も見てみたいくらいです。
お父さんと葵さんの話は蛇足のような気がしましたが・・・・・。
読んだ後に心がホワッとなること請け合いです。どうぞ読んでみてください。