舞台は魔界のエリートたちが通う学園。主人公の日夏は人間と魔女の子どもで、しかも半陰陽。一族から除け者扱いされているうえ、祖母から結婚相手を探せと言われた日夏の前に現れた男は…という感じのお話。
すごく読みやすいし、魅力のある登場人物が多いので楽しめた作品です。冒頭にちょっとしたバトルシーンがあるんですが、それがスパイスになって恋愛モノだけれど甘すぎない雰囲気になってるのが良かったなと思います。攻の能力を利用したイタズラシーンが見どころです。
ただこの1冊にまとめるには、無駄な設定が多かったです。2,3度しか登場しない人物の説明をするのに、やれこの派閥は大きいとか、この一族の力はどうのとか、すごい能力を持っているとか言う割に全くその強さを出すシーンがない。派閥もその一文でしか紹介されない。
もっともいらなそうなのは主人公の半陰陽設定。別に魔界の人なんだから、やたらとリアルな設定つける必要ないのでは?と思ってしまいました。エロシーン後の会話でも、魔界の人特有の身体機能などの設定が出てきて、ますます必要ない感じがしました。でも決して設定自体がおかしいというわけではないので、続編があればいくらでも広がっていきそうだから面白くなる気はします。なのでちょっと期待して★4つ。