ルチル文庫の代表作品と語っても過言ではないはずの、いおかいつき&奈良千春最強タッグシリーズ、
「好きこそ恋の絶対」「君こそ僕の絶対」に続く番外編。
前2册で主役の一人だった高城幹弥の二千世双生児の弟、弁護士の優弥が主人公。
地元大阪の駅を走る車内で、名門高校の制服を着た美少年・曹に痴漢と間違われた優弥は、
謝罪もしない「子供」に腹を立てるも元々根に持つ性格ではなく、やがて二人は年齢差を越えて
友情を育んでいく。
しかし曹には、他人には言えない重暗い過去の為に、女性恐怖症のトラウマがあった。
健気な曹の強さと儚さの両面に惹かれた優弥は、あれだけ兄とその男の恋人の交際に反対したにも関わらず
同性・その上未成年の曹へ次第に熱く傾いていく自身に恐れ、曹を避けるように。だが曹に危険の影が及び…!
前作2つよりも実はこちらの作品の方が大好きで、何度も何度も読み返しています。
名前の通り、本当に優弥が優しくて包容力があって、関西弁でのさり気ない気遣いが思わずホロっと
させてくれます。こちらもドラマCDになってくれないかなー。(切実)
双子の兄・幹弥が格好良くゲスト出演!!家族の存在・恋愛の形・子供達の悩みや苦しみ。
色々な問題が描き出される中語られる切なさや思いやり。
いおか作品のトップクラスに間違いなく君臨する一冊です。
「真昼の月」とはまた違ったいおかさんの大阪物語をぜひぜひ堪能して下さい!!
そして奈良さんの描く、無邪気な二人の美麗なイラストは必見!!