ですが、この作品の攻め(元教え子。イケメン大学生)はゴミを収集したり、
隠しカメラをセットしたりと、BLファンタジーというよりは、
リアルなストーカーっぽい変態でした(笑)
対するお相手の先生も、オシャレ系の黒ふち眼鏡をかけていて、
かっこよくないわけではないけど、今ひとつ垢抜けない。
髪型や服のセンス、特に部屋着あたりでうまくそれを表現しています。
またこの先生が鈍い鈍い!
攻 蛍が危険信号をバンバンに出していて、ストーカーとしてのボロも見せているのに、
大丈夫か??と思うくらい鈍感で気が付かないのです。
受の元教師が冴えないからこそさらに、そんな彼に執着して、
下着が干してあるのを見て「落ちろ!!!」と念力まで使おうとする
攻がおバカで残念でとっても可愛いです。アホな子ほど可愛いとはまさにこれでしょう。
そして、あの手この手で先生に近づいて、肉体関係を持っても
「元教え子と教師」の関係を抜けられずに、流されて受け入れられるだけの関係が
とても切ない。
全体的に笑えるけれども、どこか切ないのは攻と受の感情のバランスが全然合わないからでしょう。
最後には先生(受)がほだされるものの、決着のつけ方があまり上手くないのか
どうもうやむやな終わり方でちょっと読後感が物足りないかもしれません。