ひとつひとつは、さほど怖くはありません。
怪談話にありがちなネタが多く、それをなかなかに怖く表現してはありますが、まあ、その程度です。怖くて怖くてしょうがない、というほどの話はありません。
それでも、なかなか調子よく読めるものですから、読み進みました。
そしたら・・・
なんだか背筋が寒くなってきました。
話が怖いというのとは、ちょっと違います。
なんだか、嫌あな感じがしてきたのです。
私自身はいわゆる「見える人」ではありません。
しかし、この本のせいなのか、なんとなく感じるようになってきたような気がするのです。
今までなんとも思っていなかった闇が、影が、なんだか不気味に感じられて、そこに何かがいるような気がして、怖いのです。
単に暗示にかかっただけなら良いのですが、もしかして、この本に、そういう能力を開花させる力があるのだとしたら・・・・
これを書いている今、まだ、全部を読み終えていません。第77話「ゆうべの公園」まできました。
このまま最後まで読んでよいものか、正直迷っています。