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怪談実話 叫 (恐怖文庫)
 
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怪談実話 叫 (恐怖文庫) [文庫]

黒木 あるじ
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

FKB平山夢明監修、黒木あるじの怪談実話シリーズ第3弾。代行運転のバイトが遭遇した、ポンコツ車の呪い「濡衣」、残業をしていた高層ビルのオフィスでワープロの画面に浮かび上がる謎の文字「残業」、東北のテレビ局が無理やり取材した仏像が引き起こした異変…「開帳」など36篇を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

黒木 あるじ
1976年青森県生まれ。2009年「おまもり」で第7回ビーケーワン怪談大賞・佳作を受賞。同年「ささやき」で第1回『幽』怪談実話コンテスト「ブンまわし賞」受賞

平山 夢明
神奈川県生まれ。実話読み物として『「超」怖い話』『東京伝説』(弊社・竹書房文庫)『怖い本』(ハルキホラー文庫)シリーズを発表。フィクション・ノンフィクション、死者・生者を問わず常に人間存在の「狂気」を根こそぎ描き尽くそうとする筆致には定評がある。『独白するユニバーサル横メルカトル』で第59回日本推理作家協会賞短編部門を受賞、同タイトルの短編小説集(光文社)が2007年度「このミステリーがすごい!」一位。また「DINER(ダイナー)」(ポプラ社)が第28回冒険小説大賞&第13回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 223ページ
  • 出版社: 竹書房 (2012/3/29)
  • ISBN-10: 4812448751
  • ISBN-13: 978-4812448755
  • 発売日: 2012/3/29
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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全36話収録です。

 山骸 歩影 濡衣 開帳 誘惑 T島 残業 
 毛布 黒狐 連葬 損傷 浜辺 隧道 身代
 田神 戒名 地下 笑子 神怒 女優 道連
 聴耳 遺跡 黒髪 同窓 部分 因家 満月
 数珠 旧家 天狗 橋女 墨女 桜女 渦家

今回、土地に根差した怪異や、高齢の方からの話が多いです。
胸糞悪くなるもの、不気味なもの、ちょっと不思議なもの。
震災関連の話はありませんでしたが、黒木あるじだからこそ、
語り手が口を開いたのだろうなと思うものがあります。

個人的な好みでは、山骸 笑子 満月 桜女 天狗 黒狐 などが好きですね。

山骸は、自然に対する人間の思い上がりを、思い知らされるような話です。
満月、桜女には、ちょっと切ない思いをさせられました。日本昔話のようです。
黒木あるじの、ガチ恐の話が好きですが、こんな切ない話も好きですね。

書きあげる毎に、障りがあるという、黒木あるじ。
あとがきに、「生きていたら また あいましょう」と書いてますが、
もう、簡単には死ねないよ。
語り手の、閉ざされていた口を開いてしまったのだからね。
唇から、滴り落ち、溢れだしたものが、「黒木あるじ」に這いずり寄ってゆく。
もう、逃げられない。

もしかしたら、読んだ方も…。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
全35話です。裏表紙には36話と書いてありますが、多分1話少ないです。まあ、ここはあんまり中身とは関係ないです。同著者による怪談リレーの1話も含めると36話ですし。あと、FKBシリーズ今回で12弾です。
平山夢明氏が指摘しているように、1冊目震 フルエ (恐怖文庫)では「怪談ってのは素晴らしい」とでも言いたげな暴れっぷりが伝わってきたのですが、巻を重ねるうちにそういった「若さ」は鳴りを潜めてきて、怪談に対する向き合い方が変わってきているようです。この「慣れ」は良い方向へと働いていると思います。
土着的な話を幾つか収録してきていますが、それは成功のようで素晴らしい話が多いです。

廃墟マニアによる「聖地巡礼」,人の死んだ物件を間借りすることを趣味とする青年,自分を「人殺し」と言う好々爺の語る過去,代行ドライバーが拾った全く酔っていない客,金属を持ち込むと死ぬ神社,「天狗に嫁いだ大叔母」を保護しようとする女性,といった話が収録されています。

個人的にオススメは、

山骸
濡衣
開帳
黒狐
連葬
損傷
身代
田神
地下
神怒
道連
同窓
部分
因家
満月
旧家
天狗
墨女
渦家

です。
〈山骸〉〈濡衣〉〈田神〉〈満月〉〈旧家〉〈天狗〉をはじめ、間に挟まれている怪談リレーの〈加工〉と良作揃いです。
黒木さん 生きて、また会いましょう。
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