全26話です。
ちなみに《怪談倶楽部》とは著者が在籍する、今からおよそ10年前に発足した怪談会らしい。会員の多くは岩手に住む人々だが例外もあり。
そこで語られるのは実話、伝聞、都市伝説、創作まで様々である。創作というのは話の真偽を探っていないため、その可能性があるもの、作者が「これは作ってるな」と疑っているもの、と大まかに分けてこの2種類である。
しかし、この本に収録されている話には、私的には「創作臭さ」は感じられないため実話である思っています。作者が創作だと思った話を進んで入れるとも思えませんし。ちょっと理由としては弱いかもしれないですが(笑)
前作は全体のおよそ1/4がひとつの建物にまつわる話で怪談に偏りがありましたが、今回は特に話のテーマにこだわらず収録されています。
あと、前作の『怪談倶楽部 廃墟』に収録されていた話に関わる話が幾つかあるので、前作も併せて読むことを強くお勧めします。
個人的にオススメは
ケンジロウの携帯か?
立入禁止の家
御利益
縫いぐるみ
《高楼館》側溝
組木細工
クイズ番組の電話
幽霊マンション
です。〈ケンジロウの携帯か?〉〈立入禁止の家〉〈クイズ番組の電話〉は、こういう話が大好きなのでとても楽しめました。
著者があとがきで書いていた〈ゆきじさま〉という話を知らないので、どんな話なのかすごく気になってます。