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昭和29年の第1作に核のメタファーとして登場したゴジラだが、「怪獣総進撃」が製作された昭和43年になると、観客の低年齢化に従ってアイドル化の道をたどることになる。本作でのゴジラは、怪獣ランドに住む地球怪獣たちのリーダーとして、宇宙からの侵略者に対抗して地球を防衛するという役回りを演じている。
怪獣ランドのコントロールセンターが正体不明のガスに襲われ、バラゴン、ラドン、マンダら地球怪獣たちはキラアク星人に操られて世界各地の都市を破壊、ついには全怪獣が一斉に東京を襲う。キラアク星人のコントロール電波の発信源が月にあることを突き止めた国連科学委員会は、ムーンライトSY-3で月面に向かう。富士の裾野に集合したゴジラたち地球怪獣連合軍は、総力を結集して宇宙怪獣キングギドラを迎撃する。
本作より円谷英二は特技監修の立場となり、特技監督は愛弟子にあたる有川貞昌が務めている。強力メカ・ムーンライトSY-3のシャープなフォルムと、伊福部昭十八番のマーチ調テーマ曲が強く印象に残る作品。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ゴジラを始めとした人気怪獣が11体登場する豪華作品。怪獣たちが飼育されている孤島“怪獣ランド”に現れた地球侵略を企むキラアク星人は、怪獣たちを解き放ち世界中で暴れさせた。ムーンライトSY-3号はキラアク星人の野望を挫くべく、敵基地へ向かう。