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怪奇十三夜 第一回 怪談累ヶ淵 [DVD]
 
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怪奇十三夜 第一回 怪談累ヶ淵 [DVD]

横内正, 中谷一郎, 中川信夫 DVD
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登録情報

  • 出演: 横内正, 中谷一郎, 木村俊恵, 内藤武敏, 松本克平
  • 監督: 中川信夫
  • 形式: Color, Dolby
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: マグネット
  • DVD発売日: 2007/07/20
  • 時間: 48 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000TXGB1K
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 112,782位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

「第一話 怪談累ヶ淵」 父親同士の遺恨を知らずに心通わせてしまった男と女が、図らずも繰り返す恐怖と怨恨の物語。 【スタッフ】 《監督》 中川信夫 《助監督》 坂下正尚 《脚本》 宮川一郎 《原作》 三遊亭円朝

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By シネマA トップ500レビュアー
 これはなつかしい。《怪奇十三夜》は、1971年に日テレ系列で放映された夏の定番の怪談劇場シリーズ。私はかつてリアルタイムで見ていました。最初に、ドロリと血塗られたタイトルがあらわれるところから、もう怖くてしょうがなかった。

 どれも正味48分の小品。低予算のテレビ映画にもかかわらず、ベテランの映画職人たちのこだわりが感じられる作品が目立つ。鮮烈な記憶が脳裡に焼きついている。

 新東宝のカルト怪奇映画で知られる中川信夫監督(1905〜1984)が、第1話「怪談累ヶ淵」、第4話「妖怪血染めの櫛」(いちばん怖い!)、第7話「怪談悲恋の舞扇」の3本を演出している。それぞれがファンにとっては必見の佳作といえるだろう。

 「怪談累ヶ淵」は、三遊亭圓朝の因果応報の怪談噺をかなり強引に短縮したところがおもしろい。中川信夫は同じ原作を新東宝でも映画化したことがある。演出は手馴れているが、いっさいの無駄も手抜きもない。宮川一郎の脚本です。主演の横内正をはじめ、木村俊恵、中谷一郎、内藤武敏(怖い!)、三島雅夫といった実力のある役者が出演していたことにも驚かされる。

 このシリーズ、廉価版のDVDで全13話のうち12話が既に発売されている。画質はVHS版と変わっていない。だけど、なぜか知らないが、片岡孝夫主演の第7話「怪談悲恋の舞扇」だけが、依然として欠番になっているのは謎です。
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按摩の宗悦は雪の降る中深見新左衛門の屋敷へ行く。借金の催促だ。雪見酒でもてなしてくれるが新左衛門は借金を返す素振りもない。痺れを切らした宗悦は言葉を荒げて詰め寄るが、酒の回った新左衛門は宗悦を斬り殺してしまう。死体の処置を家来に任せた新左衛門は戻った部屋の暗がりに先ほど切って捨てた血だらけの宗悦が座っているのを見て誤って妻を斬ってしまう。錯乱した新左衛門は宗悦が振り回していた家来の鎌に落ちて死んでしまう。 長男は家出したまま行方不明、幼い次男新吉は家来に町人として育てられてゆく。

宗悦の一人娘の志賀は芸で身を立てて今では教え子を沢山持つ富本の師匠・豊志賀になった。 豊志賀の三味線の音色に惹かれて入門した若い新吉は独り身の豊志賀の深情けにほだされて夫婦同然の仲になってしまう。新吉の育て親の勘蔵は二人の仲を知って顔色を変える。殺し殺された親を持つ二人の因縁があるからだ。 それを知らない豊志賀と新吉は仲睦まじく暮らすが年増の豊志賀は次第に嫉妬深くなってゆき、若い女弟子が稽古に来るのも新吉目当てと邪推して追い払ってしまうほどになる。 嫉妬に苦しむ豊志賀の顔は次第に腫れ上がり化け物のような形相に変貌してゆく。新吉は嫉妬の塊になった豊志賀をもてあまし、見舞いに来て豊志賀に八つ当たりをされた弟子のお久を慰めるうちに二人は同情し合い、話込むうちに立ち寄った鮨屋で豊志賀の影を見て怯えた新吉はお久を置いて逃げてしまう。 逃げた先は勘蔵の家で、一息ついたところで勘蔵から豊志賀が若い新吉を縛り付けるのは辛い、他に惚れた娘がいるのなら自分は身を引くつもりだ、たった今その話をここで豊志賀としていたところだ、ということを聞かされる。 新吉は暗い部屋の奥に豊志賀が座っているのを見て驚くがやましい心を見せないように取り繕い、一緒に帰ろうと優しく慰めているところへ、医者が新吉に豊志賀が死んでいることを知らせに駆けつけて来た。 豊志賀はここにいると一笑に付した新吉は駕籠に乗せた豊志賀がいなくなっていることに愕然とする。 新吉がお久と会っている時に豊志賀は新吉を呼びながら狂乱して死んでしまったのだった。たとえ新吉が嫁を娶ろうとも、7人までは取り殺してやると言い残して。
邪魔者がいなくなった新吉とお久は羽生村の親類を頼って江戸を出るのだが・・・。

怪奇十三夜シリーズの中川信夫監督による古典怪談である。 真景累ヶ淵は約60年間にかけて祟り続けた怨念の物語だが、本作の豊志賀と新吉のくだりは落語や芝居でよく上演されるパートであり、中川監督の演出の冴えが見所だ。 豊志賀役の木村俊恵は地味な顔立ちながらも豊満な年増女の色気に溢れ、その色気が次第に若い新吉への執着に変わり鬼気迫る情念で新吉にまとわり憑く恐怖の展開をゾッとさせる名演で魅せてくれる(本作の3年後に早世してしまわれたことは残念)。 また、新吉役の若き横内正は元旗本の品位を持った初心な若衆を巧く演じている。 この十三夜シリーズはキャスティングが大変優れているがこの累ヶ淵も例外ではない。
因縁による刃物での殺人場面が多いので感受性の強い人は心して観たほうがよいだろう。
特筆すべきシーンとして、勘蔵の家から豊志賀を駕籠に乗せて家に帰るところに医者が新吉に豊志賀の死を知らせにくる場面があげられる。 豊志賀を駕籠に乗せると家に入った勘蔵の影が消えて、駕籠かきが駕籠を持ち上げる。そこへ医者が駆けつけて新吉に豊志賀が死んだと伝え、新吉が御簾を開けるとそこに豊志賀はいない・・・
この場面はまるで舞台を見ているように、ワンカットで豊志賀が既にこの世のものではなかったことを知らせて戦慄させながら様式美も感じさせる映像になっている。その他にも、鮨屋の女中が二人の席にお茶を3人分出したり、正太郎の背に負ぶわれたお久が豊志賀の声色になるところなど、古典的な怖がらせシーンにも中川監督の演出が光っていて大変素晴らしい。 
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