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怪しいアジアの怪しい人々―怒濤のアジアに沈んだヤツら (ワニ文庫)
 
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怪しいアジアの怪しい人々―怒濤のアジアに沈んだヤツら (ワニ文庫) [文庫]

クーロン黒沢
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 520 通常配送無料 詳細
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怪しいアジアの怪しい人々―怒濤のアジアに沈んだヤツら (ワニ文庫) + 怪しいアジアの暮らし方―混沌の暗黒地帯に潜入した! (ワニ文庫)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アジアを旅していると、長期の滞在のうちに思考をアジア化させた、いろいろなタイプの日本人に出会える。恋したベトナム少女を捜してベトナム全土にテレビCMを流したヤツ、自分をダマしたネパール人への復讐に失敗し拘置所に入れられたヤツ、香港の新聞紙上総ナメの事件を起こしたヤツ…アジア各国で遭遇した、怪しくてアブない波瀾万丈の人生を送る人々のとんでもない実話を満載。

登録情報

  • 文庫: 247ページ
  • 出版社: ベストセラーズ (1998/07)
  • ISBN-10: 4584305854
  • ISBN-13: 978-4584305850
  • 発売日: 1998/07
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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34 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
アジアを旅していると、旅行者からぼったくろうとする連中の多さに辟易することがある。しかし、穴の空いたジーンズにサンダルといういでたちでも財布の中にはたっぷりと諭吉君を隠し持っているのが日本人。そんな経済格差を考えると、彼らの行動も一方的に責められないと、分かったような判断をしていた。

 クーロン黒沢は、そんなナイーブな感性など鼻で笑うかのようにアジアをクールに戯画化して描写する。この本では、アジアの不気味な海千山千の強者共と、そんなアジア深部の泥沼にはまり込んでしまった日本人の物語。登場する日本人は、欲望のすべてを包み込んでしまうかのようなアジアの空気に翻弄され、冗談みたいなストーリーを展開してしまった連中。

 例えば、売春婦を追っかけてカンボジアからベトナムまで大捜索を強行した青年。騙されたネパール人に仕返しをしようとして逆に留置場に入ってしまった男、ポルノマニアぶりが高じてついに一線を越えてしまったコンピュータ会社社員。アジア各地で欲望を爆発させて沈没していった実例が次々と紹介されていく。

 彼の描写は実に痛快。カネ、女、クスリ、エロ。欲望に関わる人間のドロドロした生態を、ユニークな比喩を駆使しドライな感性で、まるで悟ったかのように語る。沈没した日本人も、現地の怪しいアジア人もクーロン黒沢の餌食になっている。しかし、筆者が彼ら沈没日本人を心底軽蔑しているとは思えない。

 彼が人間のどうしようもない業のようなものに愛情を感じていることは何となく伝わってくる。そういった背景を見せずにクールに描ききる才能。彼の本の魅力である。

このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
題名がいかにも怪しい。
そして本を開くと怪しい写真の数々。
そして目次も怪しい。
バックパッカーも多少は市民権を得た今日この頃では東南アジア各地を放浪した人も多いであろう。そしてこの本に出てくるような人(もしくはその本人)に出会ったこともあるのではないでしょうか。

日本では存在し得ないような奇人変人。
それが受け入れられてしまう不思議な世界。
それがこの書で描かれている世界です。
日本人は日本という社会の中でこそ生きていける。そして日本社会から抜け出した(はみ出した)人々は日本の常識とはかけ離れた離れ業の怒濤の日々を送っているともいえるのではないでしょうか。そしてそれらの人々の紙一重の存在である著者はいつか自分もそちら側に言ってしまう危機感と親近感を持ちながら彼らの姿を描いています。
また、日本にいた時は意外と正常だった人が多いことも誰しもそんな愛すべき奇人になる可能性があるという不安感をいただかせます。
あまり関わり合いになりたくはないが、遠目に観察したい人々ばかりです。

この本自体が少し古いのでそんな愛すべき人々の居住・徘徊するエリアは多少変化しています。それでもプノンペンを代表とする東南アジアの各地で彼らを見ることができるでしょう。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
東南アジアの経済成長による経済格差の縮小、諸外国からの圧力による政府の取り締まりにより、今では東南アジアで沈没したわが同胞の怪しい人々を見る機会は激減してきている。

もしかしたら10年もすればこんな傍から見る分にはすこぶる楽しめる人々は絶滅してしまうかもしれない。

だからこそ今より自由だった時の同胞の活躍ぶりをみていると面白くて仕方がない。

そんな時代だからこそ輝いた?怪しい人々を著者が十分すぎるユーモアに包んで紹介してくれるこの本は、そんな時代もう二度とこないだろうし、とても貴重な観察記だと思う。

まだ今ならアジアに行けばその手の人にまだ会えますよ。
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