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性現象論―差異とセクシュアリティの社会学
 
 

性現象論―差異とセクシュアリティの社会学 [単行本]

加藤 秀一
5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,570 通常配送無料 詳細
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商品の説明

メタローグ

8年間に書かれた10本の論文が収められている論文集である。とくに「フェミニズムをフェミニズムから〈解放〉するために」(1991年)は、解放のために、消滅をめざされるべく見出される「女」というカテゴリーが、どのように社会的に位置づけられ、つくられているのかを論じた論文であり、依然として魅力的である。本書ではどの論文も、抽象度の高い理論と、地に足のついた日常実感が、ほどよくミックスされている。フェミニズムの当事者を装って「横領」することを拒否し、「フェミニズムを通して、フェミニズムに学びながら」、フェミニズムに寄り添っていこうとする姿勢は潔く、好感がもてる。(千田有紀)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.

内容(「BOOK」データベースより)

日常のそこここに遍在する性の姿をあぶり出し、欲望の社会編成を暴く。

登録情報

  • 単行本: 370ページ
  • 出版社: 勁草書房 (1998/09)
  • ISBN-10: 4326652144
  • ISBN-13: 978-4326652143
  • 発売日: 1998/09
  • 商品の寸法: 19 x 13.7 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 579,312位 (本のベストセラーを見る)
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19 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は、性に関するさまざまな現象を現象学的に分析した本ですが、この手の本の中では、論理的に極めて明晰に書かれている方だと思います。

ただ、本書についてどうしても納得がいかないのは、ジェンダーを無くすということがいかに一筋縄ではいかない困難なことであるかということを、これだけ明快に示していながら、最終的な結論は、まるでガリレオみたいに、「それでもジェンダーは無くさなくてはならない」になってしまっていることです。

言うまでもないことですが、「ジェンダーを無くせば性差別が無くなる」という命題は真かもしれませんが、「性差別を無くすためにはジェンダーを無くさなければならない」という命題は、かならずしも真ではありません。

客と店員のような関係を考えてみてもわかるように、ある種の役割期待に応えるということは、期待する側ばかりではなく、応える側にもメリットがある場合も多いので、役割期待が存在するということだけでは、即差別であるとかない方がよいとか言えないと思うのですが。

そう考えると、問題は、ジェンダーが存在することではなく、本人の意思を無視して一方的にジェンダーを押し付けられることであって、ジェンダーを本人の意思で選択できるようにすることの方が、より現実的なソリューションではないでしょうか。それは、ある種のコミュニケーションのプロトコルを洗練させることなどにより、十分に実現可能なことであると思うし、現実もそういう方向に進みつつあるような気がするのですが。

そんなわけで、性の問題について考えるための叩き台としては十分使える本だと思うのですが、これだけ明晰な分析をできる人が、なぜ結論先にありきになってしまうのかという疑問が、どうしても拭えませんでした。

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36 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
転向!! 2003/10/4
形式:単行本
僕、という一人称や妙に甘ったるい語り口が癪に障る。この気持ち悪さが何なのか、少し前まではよくわからなかったのだが、いまならわかる。全体の詩的な・・・論理的な緊密さを避ける感じとあいまって、女と僕とフェミニズム・・・みたいな練乳べとべとのペコちゃんキャンディみたいな甘ったるさなのだ。要するに、女に媚びてる。だいたいこの本は、現実に切り込んでいく感じが全然なく、フェミニズム言説でお手玉をしながら抽象的な観念を弄んでいるだけのショボい代物でしかなかったのだ。ああ、こんなこともわからなかったのね、過去のあたし。というわけで、しょぼフェミ言説はさっさとくたばっちまえばいいと私は思うのであった。文芸評論的にフェミぶってみたい奴には薦める。けれども、まともに面倒な性の問題を考えるには役に立たないと私は思う。あなたはどちらか?
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