この本では、男性・女性・ゲイ・バイセクシュアルがどのように性的興奮を覚えるかの違いが明確に示されている。「彼氏/女が分かってくれない」「男/女の人ってどうしてこうなのだろうか」という性的な悩みを抱えている人は読むと新しい発見がえられるかも知れない。
1章―3章、9章は主に男の性的欲望、4章―6章、8章、主に女の性的欲望、7章はゲイ、10章は支配と服従についての説明がなされている。通読して読むことで性別間の違いを比較して読むのも面白いし、雑学・実践的な目的で気になる章だけ拾い読みするのもいいだろう。
また、直接アンケートではなく、インターネットでの調査を行うことで、匿名性の高い、多様な人たちのデータを収集するという意欲的な方法が取られている。そのため、ウェブサイト、検索結果の実例・一番使われているワードの統計が挙げられているところも非常に興味深い。ついでに、インターネット上にある一見奇妙な性的嗜好についてもこの本を読めば納得できるだろう。個人的には性ホルモンと性行動の結びつきが垣間見れたのが興味深かった。