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32 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
う~む。,
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レビュー対象商品: 性愛奥義 官能の「カーマ・スートラ」解読 講談社現代新書 (新書)
『カーマ・スートラ』は、西暦300年前後に、都市生活者向けにヴァーツヤーヤナが編纂した「愛の指南書」とされ、全体は、人生の目的の移行を実利(アルタ)、性愛(カーマ)、美徳(ダルマ)と説く「総論」から、各種の媚薬の調合を説く「秘法」にまで至る7部36章64節のテキストである(オリジナル・テキストは10万以上の章からなり、最近まで英語圏で出回っていたバートン版は翻訳上、かなり問題があるものであるとのことだ)。著者はこの古典の引用と敷衍を縦軸にして、それに動物行動学(ローレンツやダイヤモンド)、西洋哲学(プラトンやエピキュロス)、恋愛小説(ラクロやカサノヴァ)、フランスの思想家(フーコーやフーリエ)、性科学(『ハイト・リポート』や『エロスと精気』)、中国思想(『素女経』や老子)、キリスト教前後(オウィディウスやローマン・カトリック)や時事的な記事、著者自身の体験談を横軸にして、論じてゆく。 冒頭書いたような生真面目な記述もあるが、解説は時に居酒屋の談話者のように茶化して進む。 元々、本書は月刊誌やWebのエッセイが基礎になっていることもあってか、議論が緻密さを失い、論理にも齟齬が見え、話にも纏まりに欠ける印象を残すようになったのは残念だった(同著者の同シリーズの新書でも『競馬の快楽』には著者のスタイルに安定感があった気がするのだが)。 が、一度『カーマ・スートラ』の翻訳を開いたことがある者として、その内容の精緻な分類に興味を引かれつつも、無味乾燥な翻訳に飽き飽きてしまったので、その意味ではこうした伴走者にも意味があるかな、と思う。 著者の得意とするスタイルは、引用の間に未知のテーマを浮上させることであり、セクシャリティについての想像力は著者が最も得意とするテーマのはずであっただけに、私にはテーマの扱い方が残念だった。
25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
正直微妙,
By XINN (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 性愛奥義 官能の「カーマ・スートラ」解読 講談社現代新書 (新書)
カーマスートラをわかりやすく翻訳するだけではなく、自分なりの解釈を加えながら書いてます。しかし、どうも自分の考えを押し付けている感がぬぐえませんでした。 章の中には大半が自分の意見だけで埋まっているようなところもあり、ちゃんとしたカーマスートラとは言いにくいかもしれません。
19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
カーマ・スートラ早分かり,
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レビュー対象商品: 性愛奥義 官能の「カーマ・スートラ」解読 講談社現代新書 (新書)
全体としては「カーマ・スートラ」を最新の研究、翻訳に基づいて丁寧に紹介してくれているが、ただそれでけの本でない。一方ではフーコー、フーリエの性に関する言説にも触れ、古くはオウィディウスの「アルス・アマトリア」も紹介してくれる。新書ながら性愛の小百科事典にと呼ぶに相応しい1冊。
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