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思考する豚
 
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思考する豚 [単行本]

ライアル・ワトソン , 福岡伸一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

豚は多くの人間から蔑まれている。食肉として人類に大きな貢献をしているのに、人間は豚を「汚く下品で馬鹿だ」と言う。その重要性と評価が、これほどかけ離れている動物は他にいない。もしかしたら、私たちは、豚への評価を誤っているのではないか――。
自然界と生物を先入観なしに見続けたライアル・ワトソンは言う。「動物の中には、単に生来の本能的なやり方で反応するのではなく、ちゃんと互いを理解し合うものがいる」。そして「豚と人間は、どちらも昔から社交的で、遊び好きで、音楽好きで、思いやりがあって、機略縦横で、概して合理的な存在だ」と。2008年、ワトソンは、私たちにこの著作を遺して世を去った。世界中の豚好きの人々に向けて。

ワトソンは、人類学、生物学、地理学、心理学といった視点から、豚の鼻が
なぜあんな形をしているのか、その不思議な鳴き声、耳の形等を考察し、いか
に豚が鋭い洞察力を持った動物であるかを検証する。また豚の「心の理論」
についても迫り、その蔑まれた存在に光をあてた、渾身の大著。

内容(「BOOK」データベースより)

「文化」はヒト固有のものにあらず。「豚文化」へといざなうライアル・ワトソンの調査記録。

登録情報

  • 単行本: 360ページ
  • 出版社: 木楽舎 (2009/10/26)
  • ISBN-10: 4863240171
  • ISBN-13: 978-4863240179
  • 発売日: 2009/10/26
  • 商品の寸法: 19.4 x 12.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ファーブルの昆虫記ならぬ、豚の観察研究記録。そして訳者は、あの福岡伸一さん。, 2009/12/13
By 
あらフォーティー "Z" (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 思考する豚 (単行本)
生命の謎に迫り、ポスト科学とか、ニューエイジともてはやされたのと同時に、
厳しい批判にもさらされたライアル・ワトソン氏が、死を前にして、豚について
研究していたとは、驚いた。

そしてこの本は、最初から最後まで、ほんとうにまじめに、豚について
その歴史や、品種の改良、人間とのかかわりなどを研究したものである。
訳者は、生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)を書いた福岡伸一さん。
豚について詳しくなって、一体何か面白い?と思うかもしれないが、
これが、読んでいてとても楽しい本に仕上がっている。
訳も慎重かつ軽やかで読みやすい。

訳者も言っているが、ファーブル昆虫記のような、楽しさがある本です。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 英題:「THE WHOLE HOG (豚の全て)」に相応しい書, 2011/6/5
レビュー対象商品: 思考する豚 (単行本)
三種の野豚と関わった著者の経験をもとに書かれた
動物行動学の本

豚は人間に近い動物であると著者は再三述べている。

「豚らしさ」の定義、豚の歴史、豚社会の発生、
人間と豚の関わりの歴史、豚の知性、豚の童話・漫画・映画、
豚の知性の科学的検証…と豚尽くしの一冊。

オカルティストとして生涯批判されたライアル・ワトソン
であるが、ミクロの世界を検証する科学だけではなく
本書の様なマクロの世界を検証する動物行動学からの
アプローチも時には肝要ではなかろうか。

著者の体験談はとても面白いので読んでいてかなり楽しく、
可愛らしい豚が脳裏をよぎる。
読者を飽きさせず魅了する文章ではあるのだが、科学的根拠に乏しいため
あくまで豚の「歴史書」としての部分を心に留める程度にするのが無難かもしれない。

【注意】
この本はよくあるサイエンス・ポピュラー本と異なり、
生の論文を参考文献としておらず、あくまで「他の書籍」を参考文献としています。
また、科学的に証明された客観的事実よりは、筆者の主観が多分に含まれています。
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「豚のことがわからないものを大統領にしてはいけない。」, 2010/1/30
レビュー対象商品: 思考する豚 (単行本)
「猫は人を見下し、犬は人を尊敬する。しかし豚は自分と同等として人を見つめる。」
ウィンストン・チャーチル

「豚のことがわからないものを大統領にしてはいけない。」
ハリー・S・トルーマン

野生の豚はめちゃくちゃかしこい。
過酷な状況でも生きて行けるようにその都度適応進化を繰り返してきた。

同書では「豚を我々人間と同じく脳が最大の武器」と定義している。

実際に豚はどの草食動物よりも脳が大きい。
草を食うだけの草食動物と違って雑食動物は簡単ではない。
食物を得るための技術がいろいろと必要だからだ。

多肉多汁組織の棘を持つ植物、いわゆるサボテンを棘が少なく有毒性の低レベルなものを選んで、みずみずしい内側の果肉だけを食べることもできる。

熱帯雨林に生息するものだと、ココナッツの割り方まで知っている。
また、かしこいだけでなく身体能力が抜群で獰猛な種類もいる。

1912年ノースカロライナ州で狩猟隊が組織されレイザーバックを狩ろうとしたこともあったが、おびただしい数の猟犬が殺され、猟師がひとり殺されて終わった。
レイザーバックを評して「馬のように足が早く、ジャックウサギのように素早く、追い詰められるとトラのように獰猛。」と言われる所以。

豚の天敵といえば食物連鎖のトップに居るようなネコ科の肉食獣だ。

一番印象に残ったのが、セオドア・ルーズベルトが1914年にブラジルへ猟に行った際に目撃したクチジロペッカリーの話。
「悲惨なジャガーはがっしり噛み合う犬歯の持ち主12頭の分の威力を身を持って感じ、細切れにされ食べられてしまった。」
つまり、狩りを使用とした対象に逆に狩られてしまったのだ。

人間の醜悪さや下等さを言い表す際に豚を引用される。
コレほどまでに賢い動物はいないだろう。
豚は偶蹄目である。
牛や羊や山羊、鹿と非常に近い。
しかし、序列をつければ間違いなく豚がナンバーワンである。
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