読み始めてから、読み終えるまで今回はかなり時間がかかってしまった。前回の特集は「アーキテクチャ」で、その刺激的な内容にのめり込むように読んだんだけど、どうしてだろう、あまり読むのが進まなかった。
想像力という特集の割には、自分の想像力をかきたてられるような内容の記事がなかったのかな。
冒頭の中沢新一のインタビューは面白かったし、「変容する「政治性」のゆくえ」という東浩紀+宇野常寛+速水健朗+ 宮崎哲弥の4氏の座談会も読み応えがあった。
座談会のもう一本、東浩紀+宇野常寛+黒瀬陽平+氷川竜介+山本寛の「物語とアニメーションの未来」が、期待した内容ではなかった。エヴァとかサマーウォーズとかを題材に論じているんだけど、現実は分かるけど、それで未来はどうなるのって言う感じ。何かが生まれてくる感じがしない。それが今の問題なのかもしれない。
気になったところは「村上春樹とミニマリズムの時代」という座談会の中でミシェル・ウエルベックに言及されたところ。日本でウエルベック的な小説って確かにないなぁ。そこが日本とヨーロッパの違いなのかもしれない。