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思想としての3・11
 
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思想としての3・11 [単行本]

河出書房新社編集部
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

震災/津波/フクシマは何をわれわれに問うているのか、なにを考えるべきなのか。吉本隆明、鶴見俊輔、山折哲雄、中井久夫、木田元、加藤典洋らから酒井隆史、立岩真也、高祖岩三郎まで。

【目次】
●佐々木中/砕かれた大地に、ひとつの場処を
紀伊國屋じんぶん大賞2010受賞記念講演「前夜はいま」の記録
●鶴見俊輔/日本人は何を学ぶべきか いま心に浮かぶこと
●吉本隆明/これから人類は危ない橋をとぼとぼ渡っていくことになる
●中井久夫/戦争から、神戸から
●木田元/技術はもう人間の手に負えない?
●山折哲雄/二つの神話と無常戦略
●加藤典洋/未来からの不意打ち
●田島正樹/はじまりもなく終わりもない
●森一郎/世界を愛するということ
●立岩真也/考えなくてもいくらでもすることはあるしたまには考えた方がよいことがある
●小泉義之/出来事の時 資本主義+電力+善意のナショナリズムに対して
●檜垣立哉/自然は乱暴であるにきまっている
●池田雄一/われら「福島」国民 3・11以降を生きるためのアジテーション友常勉 労働=生の境界に際会して 3・11をめぐる備忘録
●江川隆男/中間休止と脆弱さの規模 天災と人災の究極的融合について
●高祖岩三郎/3・11以降の地球的アナキズム
●廣瀬純/原発から蜂起へ
●『来たるべき蜂起』翻訳委員会/反原発のしるし

内容(「BOOK」データベースより)

あの日から何が変わったのか、何が変わらないのか、何を変えるべきなのか。生、死、自然、震災、原発、国家、資本主義…。思索者たちがいまこそ問う。

登録情報

  • 単行本: 206ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2011/6/21)
  • ISBN-10: 4309245544
  • ISBN-13: 978-4309245546
  • 発売日: 2011/6/21
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
河出書房新社編集部編というだけあって、書籍全般を通す文脈がほとんど見当たらない。

他のレビューアーの方も書かれているが、
3.11という、衝撃的な出来事を通しての、何かしらの
新しい世の中の見方、見え方が提示されるものかと、姿勢を正して読み始めたものの、
既存の見方を通して、3.11という出来事を見るという文章が多く、正直、「んー」と首を傾げてしまう。

題名や、装丁負け、価格負けしているかもしれない。

しかし、それでも、
ところどころには、心に引っかかるものもあったのでメモとして残しておく。

円城(塔)さんが「今陰謀があるとしたら、分かってるものを隠す陰謀ではなく、分かっていないものを把握していると言い張る種類のものであるはず」と極めて明敏に語っているんですね(P10)

TPPの議論が、世の中をにぎわせているが、
新聞の社説らをよんでも、TVのコメンテータのコメントをきいても、どれも、薄っぺらい感じを受ける。
自分たちが何をやろうとしているのか、本当に考えているのか?そのように問いかけたいので
上記の文章は、心に引っかかった。

たまたま「思想」で、建築家伊藤豊雄が書いていた事で(中略)
「想定外」という言葉は「想定内」と「想定外」があたかもはっきり切り分けられる事象であるかのように思わせてしまう。だが伊藤は、それは「機能主義」の結果にすぎないと言い、こうした「想定」そのものをおこなう設計思想を見直すべきではないかと述べている。自然の中での住居空間である建築にとって、そもそも「想定以外」も「想定内」もありえない。(P135)

エンジニアのはしくれだった私には、設計基準(想定)を設ける事は必要悪であると考える。
その線引きがないと、物事を設計する事はできないからだ。
しかし、設計の想定外であったからといって、責任は設計者にあるのだ。
どこを設計基準とするかは、設計者に任されるからだ。
そこが、現在の東電なり、すべての「想定外」という事で責任逃れをたくらむ輩に私は言いたい。
このレビューは参考になりましたか?
通読はしていません。半分くらい読んだかな。
名前のラインナップだけ立派で、企画も編集もひどい。
吉本隆明の文章は、(本人は)誠実ではあるけれどガッカリした。プロのインタビュアーなら最初の一、二行で出てくるであろうクリティカル──かつどんな素人でもふつうに抱く疑問に基くであろう──質問が後半、あるいは最後のほうにようやく呈される。
そこまでの文字の羅列はまあ、ありていにいって金を取ってよい仕事ではないでしょう。

初出から”大幅に”加筆・修正を加えている後出しジャンケンの見本のような文章があるのだが、これには心底失望した。「お勉強」したその文章も情報が古く、既に陳腐化しているが(せめて『神様』みたく初出の文章と併録すればよかったのに)。
既存出版社の編集陣を含め、旧世代陣営に属する知識人の限界をハッキリあらわしている点は買える。
墓碑銘のような本。おつかれさまでした。
……このまま寝呆けたままだと、あんたらのやってきた今までの仕事が全部ウソになってしまいますよ。

(通読はしていないので、一応星ふたつにしました。)
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24 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Kana
現代思想 2011 年 5 月号の東日本大震災特集でも感じたことだが,この本を読んで,東日本大震災に関して哲学あるいは哲学者が無力であることをあらためて感じる. 佐々木 中 は震災に関して発言すべき 「知識人の責任」 があるかのようにいう圧力に反発しているが,これはこの本の企画への批判ともいえるだろう. 加藤 典洋 は,吉本 隆明 に影響をうけてきたが,いまは 池田 清彦 など,理系のひとの発言により,ひかれているという. これらはみずから無力をみとめているようなものだろう. なかには世間のトンデモ発言にまどわされているひともいて,ひとさまざまだが,いずれもあまり読むに値するとはおもえない.
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