仏教は日本人一人ひとりに深く染み込んでいるだけに、その概要、体系を把握したいと思うことは多いと思う。この本は、それを信仰・実践に入るという前提無しの中立的な立場で、しかも平易な文章で、十二分に実現してくれる。
2006年にこの本と出会った。それから5年のうちに少なくとも5回は通読したし、線もいっぱい引いている。部分的にはその何倍も参照した。仏教の知識を一層深めたり、様々な思想(仏教内部の様々な思想は勿論、他宗教の思想も)を比較検討したりする際の、核(ベース)となる部分を教えていただいた。
専門を極めた先生のご本は読みやすく、それでいて一字一句まで重要で無駄がない。こうした点で、法学部で憲法を勉強したことがあるならきっと知っている芦部信喜先生の「憲法」と似ている。そういえば「憲法」も放送大学の講義テキストを底本にしていた。
Lastly, it should be translated into English to introduce Buddhism to the whole world.