心理法則や改善のための考え方、生活上の指摘を、見出し約120、本文中での情報源を含めれば約150あまりを、かなり身近な例をあげて解説しています。テクニカルな問題解決本というより、どちらかというと処世術、改善術、能率術といった感じの内容です。例えば
・「自分の問題」は「信用の問題」に変えて改善する
本文では、タバコをやめるための方法として、自分に誓いをたてるより、他人にタバコをやめる事を宣言したほうが「信用の問題」になるため心理的に守られやすいという心理が書かれています。
・現象は「人」「場所」「時間」の3要素のうちいずれかを変えればやめることができる。ゆえに、悪癖の場合、自分という「人」の部分が変えられないのであるから、残る「場所」や「時間」に変更を加えれば改善できるため、パチンコ屋通いがやめられない場合などは、帰るルートを変えてみるとよいという指摘。
・改善のために必要なことは、何かをプラスすることではなく、それ以上に今しているマイナスのことを「やめる」こと。
・礼儀作法の基本は、他人に迷惑をかけないことであり、そのためには、まず「健康であること」をあげ、また「不機嫌」は、周囲の人に気を使わせるため、本来別のところに向けられるべき注意力を奪う「失礼極まりない行為」との指摘。(よくぞ言ってくれました!と納得)
・「行動」ではなく「試験的にやってみる」で敷居は低くなる。
・同じく行動できない怠惰な自分に喝を入れるには、架空の敵の存在を意識し「自分で自分をコントロールできない状態とは、あたかも他人から自分がコントロールされていることと等しいこと」に気づき、悔しい思いに訴えるべき、と説いています。
・「説得行為のもつ自説を強める働き」を、傷ついた自分の心を癒すための方法として応用するには「同じ心の傷をもつ他人を慰めること」など、かなり高度とおぼしき心理が平易に書かれています。
●4章のデスクワークのイライラを解消する裏ネタでは、無料のソフトウエアや便利なサイト、検索方法などが50個ぐらい紹介されており、すぐに導入したソフトも8つありました。確かに知っているだけでかなり差がつくと実感しました。毎日使うものなので、これらのソフトを知り得た価値だけでもかなり有益だったと思います。
●音声データと、情報源のリンク付きPDFデータが著者のホームページからダウンロードできるため、この値段でこの内容とサービスは驚異的。