全99話です。「新耳袋」とほぼ同じテイストで語られる話の数々。「新耳袋」が好きな人はなかなか楽しめる作品だと思います。3冊目でやっと気づきましたが、いつも12月に出されてたんですね。
個人的には前の2作よりも楽しめました。短い話が多く、長くても5pほどで読みやすいです。
しかし、僕としては短い話が多いと、その話にのめり込む前に話が終わってしまい少し寂しい思いをしてしまうことが多いのですが、この本ではあまり気になりませんでした(続き物の話が多かったのもあるかもしれませんが)。
そして、怪異の質もなかなか高水準です。最初の話から結構飛ばしてますし、「新耳袋」ではあまり見ることのないタイプの話もあります。そして、ところどころで浮き彫りになる人間の醜さ、おぞましさもよかったです。
僕は「実話怪談本」と聞けば反射的に買ってしまうわけですが、次作も期待してます。
個人的にオススメは
猫が啼く
整理整頓
約束
繭玉
会釈
忘れ物
ピンバッチ
疫病神
眼
スモールワールド
飼育ケース
絵馬
です。
『疫病神』は読み終わったあとに、「え・・・マジで?」って思ってしまいましたね。あと、ある話によると、2012年に何か起こるかも・・・とのこと。