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怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))
 
 

怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1)) [文庫]

ジャン・コクトー , 東郷 青児
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

未開なそして新鮮な、善悪を識別することの出来ない子供たちの本体は、ちょうど阿片の場合に似ている。同性愛、盗み、虚偽、毒薬、百万の富を濫費する無目的な混乱の中に子供達の官能が露出している。

登録情報

  • 文庫: 174ページ
  • 出版社: 角川書店; 改版 (1991/06)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4042047017
  • ISBN-13: 978-4042047018
  • 発売日: 1991/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
作品については今更論ずるのも憚られるほどのものだが、東郷青児の翻訳はあまり良くないように思う。例えば「一人のエリザベートという犯人が彼らを会話から浮かんできた」(P.143)という表現は、どう読んでみても意味不明だ。で、結構そういうのが多い。コクトーの原文はフランス語で、私はフランス語が読めないのでそのあたりを論ずる資格はないのだが、原文を忠実に訳すとこうなるのだろうか。ポールとエリザベートは近親相姦的関係にあると思うが、この作品はイアン・マキューアンの「セメントガーデン」に連なる精神を内包している。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 角川文庫による松山ケンイチさんカヴァーの、ジャン・コクトー『怖るべき子供たち』(2009年度)。
 何故、昔の作品、そしたまた、外国の作品(訳されたもの)は、こんなにも難解で面倒な言い回しが多いのでしょうか? ジャン・コクトーの作品だから、こういう難解さが目立つのか、それとも…。…。

 『同性愛』とありますが、わたし個人としては、これは、同性愛というくくりではなく…
 “敬愛”というか、なんというか…“憧れ”というか…
 ダルジュロそのものに恋をしていたわけではなく、彼の、その、かおかたちというか、そういった外見上のなにかに惹かれていたのであって…なんだか、違う気がしました。うまく言えないのがもどかしい。

 『無垢』とは、『無知』とは、『愛』とは、恐るべきものである。
 そう感ぜられた作品でした。
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17 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今思えば、私が初めて本書を読んだときは特に面白いとも思わなかった。一回読んだきりでしばらく放っておいたくらいだ。しかし、今となってはもしかしたら一番読み返している作品かもしれない。最初のうちは難解な部分、残酷な描写ばかりが目立ってしまうかもしれない。ところがだんだん読み返しているうちに姉弟の歪な愛や少年達の純粋な同性愛、狂っていて(彼ら以外の視点からでは)安定感のない”部屋”が愛しくて堪らなくなる。読めば読むほど味わいがでてくるので、一回読むだけで終わらないで欲しい。愛らしく、怖ろしくもある彼らは、だんだん転げまわり、絡まりおちてゆくような印象でもあり、また、素晴らしい彫刻が着々と完成されていく様のようでもある。
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