タイトルを拝見し、裏表紙の解説を拝見し、買おうと思いつつも一度目はお金の都合で購入することができなかったのですが、二回目にみつけたときは財布のなかも安定していたので購入しました。
わたしはそんなにおそろしいとは思わなかったのですが――たしかにみなさんがおっしゃるように、後味はあまりよろしくない物語ではあります。こどもであるがゆえの残酷さ、天真爛漫さ、好奇心の強さ。それらがありありと表にあらわされていて、背筋に冷たいものが流れてやっぱりな、と思ってしまう処があります。
しかしながら、そういった闇に手を伸ばそうと思っている御方にとっては都合の良い書物かもしれません。ひっそりと、不気味で、おどろおどろしく、手をこまねいている物語。なにも感じないならばそれもそれで一興。