この本において報告されているのは主に欧米の事例ではありますが、日本でも徐々に教育と言う名のマーケティングが行なわれているのだという事実に愕然とします。
確かに薬が必要な人がいるのは確かではありますが、その絶対数というのは少ないのが事実…つまり裾野を広げて売り上げを伸ばすためには本来なら病気の範疇に入らない人に「あなたは実は病気ですよ、この薬で解決しましょう」とささやいているのです。そこで使われている統計という名のマジック…。もしくは疫学的統計という名のまやかしに人々は絡めとられてしまっているのです。
そしてその先に待っているのは一度飲み始めたらやめることができない薬など…(病気に対するリスクを下げるどころかリスクを高くしてしまうものさえあります)。
確かに薬は何でも解決してくれるように見えますが、(というよりは薬で何でも解決できるという短絡的思考こそ見直す必要があります)それには当然のことながらリスクが伴うという事実も忘れてはならないことです。薬に対してメリットのみに目がいきがちですが、今一度薬のリスクとは何かを考えさせられるものです。