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怖い絵3
 
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怖い絵3 [単行本(ソフトカバー)]

中野 京子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

「もっと読みたい」との読者の期待に応え、さらに怖い、待望の第三弾!
西洋名画に秘められた恐るべき怨念・冷酷・非情を、歴史の裏の裏まで知り尽くした著者が、鮮やかな筆致でとき明かす、知的でスリリングな美術エッセイ。「絵ってすごい」と各メディア、シリーズ大絶賛!

「こうしてわたしたちは、言葉によって、少しずつ深く、絵のなかにおびきよせられていく。」
小池昌代さん(詩人)──「東京人」『怖い絵2』書評より


シリーズ完結編、渾身の謎解き、今回は、

◎清楚でロマンチックなボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』
……じつは、美神の憂いの陰には?

◎神からの祝福を描いたミケランジェロの『聖家族』
……聖ヨセフの抹殺された事実とは?

◎伝説の薄幸の美少女『ベアトリーチェ・チェンチ』
……しかし本当の悲劇とは?

他、ベラスケス『フェリペ・プロスペロ王子』、ルーベンス『メドゥーサの首』、シーレ『死と乙女』など、豪華カラー図版入り20点を掲載。

「絵は──もちろんどんな芸術も同じですが──歴史と無関係ではありえません。(中略)
歴史を知れば絵はもっと魅力を増し、また絵によって歴史への関心がかきたてられるでしょう」
(著者あとがきより)

内容(「BOOK」データベースより)

清楚でロマンチックな『ヴィーナスの誕生』…じつは、美神の憂いの陰には?神からの祝福を描いたミケランジェロの『聖家族』…聖ヨセフの抹殺された事実とは?伝説の薄幸の美少女『ベアトリーチェ・チェンチ』…しかし本当の悲劇とは?本物の恐怖が味わえる名画20。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 256ページ
  • 出版社: 朝日出版社 (2009/5/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4255004803
  • ISBN-13: 978-4255004808
  • 発売日: 2009/5/28
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 97,155位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「怖さ」ということ, 2009/6/9
By 
ringmoo (愛知県高浜市) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 怖い絵3 (単行本(ソフトカバー))
「怖い絵」シリーズの完結編。
「怖い」と言うのはどう言うことだろうか?と考えさせられたシリーズでした。

この第3巻には、見た目から「怖さ」を感じるものは、それほど多くありません。
「メドゥーサの首」「死と乙女」。
せいぜいこれくらいでしょう。
むしろ、その絵のバックにあるもの。
これが問題です。
この20枚の絵には、神話あり、歴史ありと様々な題材の絵がとられています。
その絵が描かれた背景にこそ、「怖さ」の根源があります。

昨今の経済情勢からか、いろんな「格差」の問題がバックにある絵が3枚あります。
「かわいそうな先生」「ジン横丁」「アンドリューズ夫妻」。
「かわいそうな先生」は、ジェイン・オースティンの作品にも登場するガヴァネスと言う存在を扱っています。
オースティンを読んでいる時は、何となく読み過ごしてしまいましたが、そういうことかと驚きました。
「アンドリューズ夫妻」については、「囲い込み運動」の結果の問題ですが、どうも第一次のものしか認識がなかったようです。
「ジン横丁」は文字通りの貧困街ですが、「ビール街」と言う対の作品があると言うことに面白さを感じました。
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 もっと続けてほしい!, 2009/5/30
レビュー対象商品: 怖い絵3 (単行本(ソフトカバー))
待ちに待った第三弾。というわけで早速読まさせて頂きました。
勢い衰えず、相変わらず面白い。
なのにあとがきによるとシリーズ完結篇だという。
そんなこと言わずに4巻、5巻と続けてほしい。

「血腸を引きずった生首。
捻転する、無数の獰猛な蛇たち。
目をみはるグロテスク、息を呑む戦慄」(ルーベンスの「メドゥーサの首」から)

こういう中野京子節をもっと読みたい。

「怖い絵3」の白眉は、ホガース「ジン横丁」からゲインズバラ「アンドリューズ夫
妻」に至る流れかと思う。遠い過去の異国のエピソードが、現代日本に直結している
ことを気づかせてもらって衝撃的だった。おもしろい!
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ちょっと間違いがある, 2009/11/25
レビュー対象商品: 怖い絵3 (単行本(ソフトカバー))
ルーベンスの「メドゥーサの首」の章、p.62に「ここには他に、蜥蜴や蠍やゲジゲジやムカデ、そして空想上の両頭の(尾にも頭部がある)爬虫類までいるが、」とあるが、まずこの絵の左下の動物は蜥蜴ではない。これはファイアーサラマンダーである。サラマンダーは山椒魚の類の両生類であり、伝説としてのサラマンダーには様々な寓意がある。
「ゲジゲジやムカデ」と書かれた虫は2匹とも蜘蛛であろう。少なくともゲジゲジにもムカデにも見えない。
メドゥーサの血から毒を持つ生き物が生まれたという伝説がある。つまり、この絵の下側には、髪の毛の蛇とは別に、メドゥーサの血から生まれた様々な有毒生物が並べられているのではないだろうか。
また、「空想上の両頭の爬虫類」は猛毒のギリシャ神話の怪物アンフィスバエナであろう。アンフィスバエナにも、メドゥーサの血から生まれたという伝説があるようだ。
怖い絵3は、全体としては、他のレビューにある通り非常に優れた美術読み物である。それだけに、この様な間違いはちょっと残念だ。
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