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実際のこの本は、現代の世界に満ち溢れる、DV、鬱、いつも笑顔の日本人、さらには、イラク情勢、北朝鮮情勢など、人間の怒りという問題が根本に関わっている問題を解決するうえで非常に重要なものとなる内容を含んでいる。
というのも、著者が訴える「理想の怒り」とは、「はじめに」(4項)にも示されているように、キレの良い、瞬発性の、言語中心の非暴力的なものである。そして、怒りの蓄積による爆発的怒り、もしくは、非人間!的状態への墜落などを中心に説くことにより、怒りとのうまい付き合い方を提唱している。
上に挙げたような現状を打破するためには、この本でも提唱されているように、自己規範をきっちり持ち、それに反するものには、怒りを素直に表出できる人物が必要とされる。つまり、上の帯の文には「たとえ周囲が悪を容認しても、自己は、正義を貫け!」といったような意味合いが暗に含まれているということである。
真摯に、人間味を追及する人はぜひ読むべき書物である。
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