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ジジェクの場合いつも感じるのは、その例題が面白すぎるために、本当にこれを「対象a」や「現実界」と見なしていいのだろうかなどとどこかに疑問が残ることだ。同じ出版社の正統派ラカン本として、藤田博史の『人間という症候』あたりを併せ読み、バランスをとるといい。ラカンの言う三領域が時系列的にからんで発生していくことをわかってないと、トリッキーなおもしろ言説によってラカンをイージーと見誤まる(!)かもしれないからだ。
ところでジジェクが日本のアニメやマンガをもし見ていたらと想像すると楽しい。『エヴァンゲリオン』などまさに「症候」ではないか。
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