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快楽の転移
 
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快楽の転移 [単行本]

スラヴォイ ジジェク , Slavoj Zizek , 松浦 俊輔 , 小野木 明恵
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現代の資本主義に内在する構造的暴力の背景をラカン派マルクス主義の立場からラディカルに分析。また、芸術や思想における「女性」の立場の不定性を検証して権力と性的なるものの相関を明らかにし、メビウスの帯のように表裏が相互に浸透しあう、現代の欲望のダイナミズムを精綴に解き明かした、現代思想の先端的な視座。

内容(「MARC」データベースより)

現代の資本主義に内在する構造的暴力の背景をラカン派マルクス主義の立場からラディカルに分析。浮遊する現代の欲望のダイナミズムを、現代思想の先端的な視座から、きめ細かく解き明かした。

登録情報

  • 単行本: 407ページ
  • 出版社: 青土社 (1996/01)
  • ISBN-10: 4791754255
  • ISBN-13: 978-4791754250
  • 発売日: 1996/01
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 124,195位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
対象aが満載 2004/11/12
形式:単行本
 サブカルチャーを俎上にあげるジジェクのテクニックにはいつも舌を巻かされる。本書でも、お気に入りのリンチはじめ、チャンドラー、ブニュエル、トリュフォー、アルトマンと幅広くミステリーや映画のなかの小話、小ネタがジジェクの対象として浮上する。特に貴婦人論は出色だ。たとえばロメールの『モード家の一夜』で主人公の男がある女について妻に元愛人だとウソをつく理由というのが、実に明快に解説されている。

 ジジェクの場合いつも感じるのは、その例題が面白すぎるために、本当にこれを「対象a」や「現実界」と見なしていいのだろうかなどとどこかに疑問が残ることだ。同じ出版社の正統派ラカン本として、藤田博史の『人間という症候』あたりを併せ読み、バランスをとるといい。ラカンの言う三領域が時系列的にからんで発生していくことをわかってないと、トリッキーなおもしろ言説によってラカンをイージーと見誤まる(!)かもしれないからだ。

 ところでジジェクが日本のアニメやマンガをもし見ていたらと想像すると楽しい。『エヴァンゲリオン』などまさに「症候」ではないか。

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