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快楽の本棚―言葉から自由になるための読書案内 (中公新書)
 
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快楽の本棚―言葉から自由になるための読書案内 (中公新書) [新書]

津島 佑子
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

言葉から自由になりたい。物事の本質をつかまえるために、自分という生命を喜ぶために。『孝女白菊の歌』から『チャタレー夫人の恋人』、そしてフォークナーの世界へ。海流のように、竜巻のように渦巻き、再生しつづける物語の世界。言葉と人間、人間と物語、そのつながりには、希望を失わずに生きつづけようとする、ひとりひとりの人間たちの息吹がある。美しく静かな言葉で、著者は物語の意味を問い直す旅に出かける。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

津島 佑子
1947年(昭和22年)東京生まれ。白百合女子大学文学部英文学科卒業。作家。田村俊子賞、野間文芸新人賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2003/01)
  • ISBN-10: 4121016785
  • ISBN-13: 978-4121016782
  • 発売日: 2003/01
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 658,327位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 子どもが何かを見るとき、「言葉」に頼ったりしない。成長するにつれ、「言葉」を身につけ、それに縛られ始める。そのとき、「私」がいかなるものとして生きているか、曰く「女」として、性別という束縛の中で…「はじめに」において、著者はこのように語り出している。人間の一生として、例外はあるにしても、どうあがいても肉体の次元に従うしかない。人間は愛や死を文学によって語り、歌に歌うものだが、それらの言葉から自由にはなりえていない。しかし、言葉から解放されることを著者は念じているように思われる。〈ここで著者の使っていない言葉になるが、「呪縛」と言えばいいのではないだろうか〉

 第'T部は、発達過程の流れに沿って、幼年時代の「魔法の世界」小学時代「おばけの話」「言葉を遊ぶ」中学時代の「アガペとエロス」と読書体験が綴られている。何はともあれ、父親太宰治の小説にいつ接したかに興味が湧く。小学高学年のころ「母親に知られれば叱られそうな気がしたので、こっそり全集本の中身を調べてみた」が、「がっかりしたのだった。小説をいくら読んでも、そこから作家の日常は決して浮かびあがってこない」ということが分かる。「今思うと、父親の小説をそっとのぞいたことから、思いがけず、小説と事実の、整理することのむずかしい関係を教えられてはいたのだろう」と回想する。作家の血筋は争えない。

 第'U部は「好色一代男」「チャタレー夫人の恋人」など性愛小説中心に、大人〈女流作家〉になつてからの読書遍歴が綴られている。書名『快楽の本棚』の拠って来たるところである(雅)
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:新書
小説家が自分の読んだ本のなかから印象に残った作品について気の向くままに書いた随想風の読み物である。 しかしながら、間違いが多いので注意を要する本とも言えよう。 一例を挙げるならば、157ページに「1453年のビザンティン帝国崩壊の際のトルコ軍の略奪でいったい、どれだけのサッポーの作品が失われたか、今となっては推定するすべもなくなっている」などと書かれているが、ギリシア・アルカイック期のこの閨秀詩人の書物は、すでにキリスト教徒によって徹底的に焚書に付されてしまっていたし、オスマン・トルコ軍に破壊された等という表現は全く事実に齟齬するものでしかない。おそらく西ヨーロッパ中心の作品ばかり読んでいるから、このような謬見に陥ってしまうのであろう。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一読して 2004/7/21
形式:新書
著者の津島佑子という方は小説家らしいですが読んだことは有りません。
内容は津島女史自身が成長とともに読んできた本を紹介するといったもの。
読書日記というか、私的な感覚で小説に言及しています。
しかし言及が浅いような気がしてなりませんでしたね。
もっと面白い考察があれば読む価値も有るのでしょうけれど…

津島女史の小説が大好きだ、という方なら読む意味も有るように思いました。

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