連載が始まった当初は「こんなに重厚な話を長編で読めるのか…!」と思っていたので、予想よりもずっと早く終わってしまって正直寂しいです。こんなにハラハラしながら漫画を読んだのは久しぶりでした。
この巻は目覚めたシノや声を取り戻したヒカリ、サイの過去にカヅキの出生の秘密、そして彼らが目覚めた理由…など、更にはオマケのカバー裏まで見逃せない展開になっています。
最終回を読んだ時は色々思う所はありましたが、この話があくまでカヅキの(若しくはカヅキとサイの)物語なのだとしたら、あの終わり方で良かったのだと自分は思える様になりました。
この漫画に出てくる少年少女達は殆どが身寄りのない孤児ですが、その誰もが誰かを想っている。決して彼らは孤独ではないのだと思わせてくれる様なラストでした。お互いに甘えている所がありつつも、考え方が違ったカヅキとサイが本当の意味で友達になれたのか自分には分かりません。ただあの状況下で見せたサイの笑顔は、悲しくも救いを感じさせてくれました。
そして後半に進むにつれ逞しくなっていくカヅキがとても良かったです。やはりヒカリちゃんの存在がなければここまでの成長はなかったと思います。だからこそ成長したカヅキが逞しく生きて行く姿をもっと見ていたかったですね…。
長くなりましたがこの作品が少しでも多くの方に読んでくれる事を祈りつつ。
藤野先生お疲れ様でした!