「忘れない」ためのノウハウを述べた本はけっこうあるものだが、「忘れる」ためのノウハウを述べた本はほとんどないのではないだろうか。
本著はそんな「忘れる」ための技術を自分で実践できるように工夫された貴重な一冊。
忘れられないことが頭にとりついてしまったようになって苦しむことはかなりあるのではないかと思う。
本著はどの章から読んでもいい構成になっているので、技術だけでも知りたい人は、3章の「忘れる技術を伝授する」から読んでみてもいいと思う。
精神科医の著書であり、専門的な内容かと思いきや、文体はやわらかく、内容もわかりやすく、一気に技術を習得できるようになっている。
うつ病のような重厚な症状を抱えている人から、嫌なことを忘れたいと思っている人まで、広くおすすめできる本。