同じ会社の二組のリーマンカップルを描いた、絡み具合が絶妙な仄恋話です。
新入社員二人の若い恋愛と、それより少し年上の過去に絡みのあった二人の恋が交互に短編になっていますが、どの話もつながっているので、短編集というよりは一つの長い話として楽しめます。
おススメポイントはエロがほとんどないのにエロいこと。
キスしてさあ、という場面で次はもう事後という、いわゆる小説でいうところの「朝チュン」がほとんどなのですが(笑)、それでも表情や事後のけだるさがエロくて、しっかり最初から最後まで堪能した気分になれます。
まあ視覚的には物足りないといえばそうなのですが、その分他の部分でカバーされているのでそこまで足りなさを感じませんでした。
また、リーマン4人出てきて、みんな似たような髪型をしているのですが、それでも4人が4人とも全く雰囲気が違うのも面白かったです。
最近の九条作品はちょっと尻切れトンボというか充実感が足りないことが多かったですが、このコミックは昔書いたものの再録でもなく新しさのあるリーマン物でした。