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志賀直哉随筆集 (岩波文庫)
 
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志賀直哉随筆集 (岩波文庫) [文庫]

志賀 直哉 , 高橋 英夫
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

勁い簡潔な文体で,自然のたたずまい,鳥獣虫魚の生態,人間の深い感情の動きを捉え,ディテールを鮮明に描き出すことにより「全体」を表現した卓越したリアリズム作家志賀直哉(一八八三―一九七一).夢や幻覚や妄想をしばしば題材とした夢と想像力の作家志賀直哉.豊かな作品世界を満喫する「目に見える」ように書かれた随筆六十篇.

登録情報

  • 文庫: 374ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1995/10/16)
  • ISBN-10: 4003104668
  • ISBN-13: 978-4003104668
  • 発売日: 1995/10/16
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 356,873位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
元々、志賀直哉の小説も随筆、日記みたいなものだから、「随筆集」と言っても、小説とそう違うようには感じなかった。しかし、読後、才能の塊とはこういう人を言うのだなあ、と感慨新たにしたものである。冒頭「イヅク川」という作品が出てくる。1ページ余りのそれだが、読んでいると、終盤この話がどうやら夢の中の話だということに気付きだす。しかし、夢とは醒めてしまって時間が経つと、特に何てことの無い夢だと、夢を見た記憶はあるとしても忘れてしまっていて、上手く言語に載らないものだが、それを見事にやっている。そして読者は終わりにかけて、ははア、どうやらこれは夢だな、と気付く感じが、ちょうど夢から覚めかけの頃、誰しも感じるその感じを疑似体験することになる。「沓掛にて」という作品は「芥川龍之介論」になっているが、秀逸のそれで、これを読むとまるで、ついさっき芥川に会ったかのような感じになるほど、本人を良く捉えている。これを読むと評論の「芥川論」は読まなくて良いぐらいの優れものだ。とにかく、なんでもないような話を「作品」にしてしまうこの作家は、やっぱり「神様」だと思う。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
日常にあるごく平凡な事柄も、この作家にかかると、色鮮やかに
眼前に世界が広がる。端的に、的確に眼前の物事を捉え、それを
表現することができることが、志賀直哉のすごいところ。それゆえに
この作家の作品を筆写することが、文筆家へのひとつのプラクティス
となった。細部ではなく、全体を感じたまま頭に残す。それを的確な
言葉で表現する。これほど、難しいことはない。写実の名手、正岡子規
と共通する鋭さが、あるようにも思える。何度でも読み返したい良書。

今読むと、多少「上から目線」っぽい表現もあり、巨匠っぽいところも
ある。
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