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志ん生一代〈下〉 (中公文庫)
 
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志ん生一代〈下〉 (中公文庫) [文庫]

結城 昌治
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

酒のしくじりで寄席に出られなくなった孝蔵は、落語以外に自分の生きる道はないと痛感。高座復帰後は少しずつ人気も上昇し、昭和十四年、念願の五代目古今亭志ん生を襲名。戦後は名人・文楽と並び称される存在になり、飲む打つ買うは相変らずながら生活も安定していくが、逆に下積み時代の仲間が次々とこの世を去っていき、脳出血で倒れた志ん生も次第に高座から遠ざかってゆく…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

結城 昌治
1927(昭和2年)~1996(平成8年)。東京都生まれ。早稲田専門学校卒業。東京地検勤務等を経て作家。63年、「夜の終る時」で日本推理作家協会賞受賞。70年、「軍旗はためく下に」で直木賞受賞。85年、「終着駅」で吉川栄治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 488ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1995/08)
  • ISBN-10: 4122023904
  • ISBN-13: 978-4122023901
  • 発売日: 1995/08
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 398,543位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 上巻ではまったく売れなかった志ん生も、下巻に入って四十を過ぎたあたりから、徐々に売れ始める。だけど、何で売れ始めたのか?決定的な転機があったようには思えない。こればっかりは風向きっていうか、流れっていうか。ひとつ言えるのは「続けていたから」ってことだろう。もちろん、続けていたからって誰もが売れる訳じゃない。そこは運だ。でも続けない限り、チャンスはそこで途絶えてしまう。まぁ志ん生とは比べられないけど、きみまろだってこだまひびきだって、続けていたからこそのブレイクなんじゃないだろうか。

 志ん生が、カミサンもらって子供3人出来て四十過ぎてから売れたってのは、芽が出なくても夢を追っかけ続けている人にとっては希望である。一方で「カミサンも子供も食わしていかなくちゃいけないし」とか「俺もいい歳だし」って御託は言い訳でしかなくなる。志ん生がある程度食えるようになって、当時二十歳の長男・清(金原亭馬生)に言った「まだ若えな。大きい薬缶は沸きが遅いんだ。焦ることはねえ。(中略)小鍋はじき熱くなるが、さめるのもじきだからな」なんて言葉も、志ん生だからこそ説得力を持つし、ジーンと勇気が沸いてくる。

 ところで、下巻はこうした志ん生の名言が多い。「酒がいちばんいいね。酒というのは人の顔色をみない。貧乏人も金持も同じように酔わしてくれるんだ」とかね。

 下巻の後半は、前座時代の“仲よし”、ゲロ万こと小西万之助を皮切りに、どんどん仲間が死んでいって、悲しい。妻のりんが死に、文楽が死に、そして志ん生にも寿命がやってくる。享年八十三歳。体調を崩し最後の高座から五年たっても死ぬまで独演会の望みを捨てなかった、その芸人としての生き様が美しいし、うらやましい。上巻は星四つ付けたんだけど、上下巻通して文句なしの五つ星である。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By alpeie
形式:文庫
上巻だけ人に借りて読んだのですが、あまりにもおもしろくて、
あらためて上下巻とも自分で揃えました。
一代記として最高に面白いですし、
「これを読めば、戦後の落語界がわかる」といっていいくらい勉強になります。
登場人物がみないとおしいような、気持ちのいい小説です。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
志ん生は大看板になった。
長男の清は金原亭馬生になった。
次男の強次は古今亭志ん朝になった。

しかし志ん生の美濃部孝蔵は昭和48年(1973年)81歳で亡くなった。
金原亭馬生は昭和3年(1982年)54歳で亡くなった。
古今亭志ん朝は平成13年 (2001年)63歳で亡くなった。

ぞろっぺいじゃねえと噺家なんかできねえよ。
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