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忍法創世記 (小学館文庫)
 
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忍法創世記 (小学館文庫) [文庫]

山田 風太郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品紹介

柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器争奪戦がくり広げられる。初の長篇初文庫。
室町後期の南北朝、長い間抗争を続けていた柳生と伊賀が奇妙な和合で手打ちを行う。柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器の争奪戦がくり広げられる幻の長篇、遂に初文庫!

内容(「BOOK」データベースより)

伊賀と柳生の境にある月ヶ瀬に伊賀から花嫁行列、柳生から花婿行列が同時に到着した。今まさに奇妙な和合合戦が行われようとしていた!三組の男女が和合し、敗者が勝者に嫁入り、婿入りするというのだ。柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器の争奪戦がくり広げられる。長い間抗争を続けていた柳生vs伊賀の戦いは南朝vs北朝へと…。幻の長篇忍法帖、初文庫化。

登録情報

  • 文庫: 532ページ
  • 出版社: 小学館 (2005/10/6)
  • ISBN-10: 4094080538
  • ISBN-13: 978-4094080537
  • 発売日: 2005/10/6
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 279,271位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
作者が駄作の烙印を押しこれまで日の目を見る事のなかった幻の忍法帖。

しかし、作品の完成度は高く忍法帖の水準をはるかにクリアする作品でした。

ではなぜ作者がお蔵入りにしたのかというと、今作は三種の神器がテーマであり

その設定がある方面から苦情が出、やむなく途中からストーリーを変更したため

ではないでしょうか。

現に、前半と後半ではストーリーの主軸が全く違います。

「大義親を滅す」を嘲笑する山田風太郎が、初めから後半のストーリーをこのように

考えていただろうかと思ってしまうのです。

ともあれ、風太郎ファンならばぜひお勧めしたい忍法帖です。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
幻の忍法帖 2006/4/28
形式:文庫
忍法帖で未刊行のものがあったと知ったときは驚いた。

本書が刊行されたとき、気を失うのではないかと思うくらい興奮したものだ。

本書を読了して、あらためて山田氏自身の自作への辛口の評価にヤキモキしてしまった。氏のこの評価ゆえに刊行されない作品がまだあるのではないかと落ち着かなくなってくる。

で、本作なのだが他の忍法帖とくらべてみると中の上くらいの出来だと思った。そう、いままで刊行されなかったのが不思議なほどおもしろかったのだ。

本書は、忍法帖に散見されるトーナメント形式で物語がすすめられていく。鏡像ともいうべき、敵、味方が同じ人数、同じ技、同じ条件で戦っていくというあのパターンである。

しかし、本書にはそこに三種の神器がからんでくるので、少し様相が変わってくる。それと時代が室町に設定されているところにも注目したい。柳生と伊賀の戦いを描いているのだが、この時代まだどちらも後年のようにその技が確立されていないのである。だからそこにプロ同士の完成された戦いではないユーモラスな味が出てくるのである。

後年、山田氏がもっともおもしろい時代だと注目していたこの室町時代物のさきがけとなる作品でもあり、忍法帖最後の作品でもある本書はそういった意味でも重要な作品なのではないかと思う。

本書もいつもの例にもれず、やはりラストは壮絶なものとなる。まさしく鮮やかな反転だ。本書を読んで権力に翻弄される登場人物たちに乾いた哀しみをおぼえるのはぼくだけではないだろう。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By reo VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
作者が駄作として長らく文庫化されなかった作品です。
あまり期待しないで読んだのですが、他の忍法帖シリーズより質が落ちるどころか、かなり面白いです。
それぞれの忍術や性格、男女の比が計算しつくされていて無駄が無い。
南北朝にまつわる3種の神器を中心に進むストーリーは一気に引き込まれ、伊賀忍者がいかにして生まれたのか、柳生がいかにして剣士の郷となったのかが興味深く描かれます。
ファンなら必読でしょう。
悲壮な結末も心打たれます。
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